『今日好き 蜜柑編』3話ーーゆな、まやと×ゆあの恋を認める?新たに“気になる相手”となったのは……
しいな&ゆな、れんを巡る三角関係に王手を掛けたのは?
『蜜柑編』第3話で印象的だったのが、2日目午前中の時間帯にスポットが大きく当たったこと。『朝顔編』のオリジナルTシャツ作りや、『花梨編』でのハーバリウム作りなど、何かと物作りをしてきたこの枠。多くの視聴者の認識も、午後に控えるメインイベントこと、“グループ別行動”の前哨戦的な位置付けだったように思われる。
だが、今回の“思い出アート作り”は一味違った。4枚のキャンバスに絵の具やスプレーを使い、2泊3日の思い出を描くこのアクティビティで、旅の最後に告白をすると予想されるペアが、次々に距離を縮めあっていたのだ。オンエアでいえば、放送尺の半分を占めたほど見どころ満載。特に、れん(岡田蓮)を追うしいな(柚来しいな)とゆな(みとゆな)にとっては、その命運をはっきりと分ける時間となった。
前段として、れん×しいなによる朝の2ショットを振り返っておこう。昨日から、れんとの会話が続かないと悩むしいな。今回の2ショットでも、しいな側から様々な話題を振るが、そのどれもが「ない」「楽しい」といったぶつ切りな返答で、会話のラリーに発展しない(この傾向はれんだけでなく、しいなにも見られた)。やはり会話が噛み合わないのか。
そのポイントを上手くフォローしたのが、ゆな。昨晩の“お肉事件”直後、れんから2ショットの誘いがあったのがうれしかったとのこと。思えば『花梨編』以降、ゆなが本当に気になる相手から、何か喜ぶような行動をされたシーンを目撃したのも久しい気がする。それもあってか、彼と同じキャンバスに並ぶと、自身の気になる相手を「ゆなは、れんくん」と早くも宣言するのだった。
大切なのはここから。「あんまりさ、ガツガツ自分から喋らないタイプでしょ?」と、本質的ながらも、あくまでさりげないトーンで尋ねるゆな。れんにとって手厳しい指摘にならない、むしろありのままの彼を受け入れるような優しさがそこにはあった。だからこそ、れんも何かを無理するでもなく、居心地のよさを感じている様子。相手に合わせたコミュニケーションができるゆなが、この旅でいよいよ報われるか。