ロンドンの地下に眠る時価1500万円以上の硬貨とは? 知識に貪欲な方に勧める海外YouTuber

 イギリスのYouTuber「Tom Scott(トム・スコット)」は、チャンネル登録者数約486万人にもおよぶ人気投稿者。主に、視聴者に知識を与える教育系の動画を多く投稿しており、再生回数はどれも数十万~数百万の人気を誇っている。

 Tom Scottの動画は勉強になる内容が多いので、知識に貪欲な方にぜひおすすめしたい。そこで今回は、最近公開された「There’s a £100,000 coin buried under this London building(ロンドンの建物の下に埋められた10万ポンドの硬貨)」を掘り下げて、Tom Scottの動画について紹介したい。

There’s a £100,000 coin buried under this London building

 イギリスの通貨単位には「ペンス(p)」と「ポンド(£)」の2つがあり、100ペンス=1ポンドだ(「ペニー」という通貨単位もあるが、その複数形が「ペンス」)。また日本と同様、イギリスの硬貨にも製造年が刻まれている。そこでコインコレクターは、あらゆる製造年の硬貨を熱狂的に収集している。

 時は1933年。当時、イギリスでは数多くの硬貨が出回っていたため、王立造幣局はその年に通貨を発行しないことを決めた。しかしそこで1つ問題が発生する。なぜなら当時、重要性の高い新たな建物を建設するとき、その年の硬貨を一式埋めるという慣習があったため。その年は通貨を発行しないと決めたため、そこで登場したのが動画の主役である「1933 penny」だ。

 この通貨は市場に流通のためではなく、建物の下に埋めるために発行されたもの。そのため1933 pennyは発行されたにもかかわらず、正式に記録に残っていない。6~7枚しか発行されていないと考えられており、その価値は非常に高く、オークションでは10万ポンド(約1557万円)以上で取引されたのだそう。

 1933 pennyのうち2枚は「王立造幣局」と「大英博物館」に保管されており、3枚は私蔵されていることがわかっている。ほかにもイングランドのミドルトン(Middleton)にある聖十字架教会の下に埋められていたのだが、1970年に何者かによって盗まれてしまった。

 正確な記録が残っていないため、まだ流通していたりなんらかの建造物に下に埋まっていたりする可能性があり、1933 pennyは依然コインコレクターが熱狂している硬貨の1つなのだ。

The highway where trucks work like electric trains

 このようにTom Scottの動画では、世の中のトピックに貪欲な方にぴったりな動画を多く投稿している。たとえば「The highway where trucks work like electric trains(電車のようにトラックが動く高速道路)」という動画では、電車に電気エネルギーを届ける架線を、高速道路を走るトラックにも採用した技術について取り扱われている。外国のトピックが気になる方は、ぜひこの機会に視聴してほしい。



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