「いまは何年ですか!?」2021年に“歪み”を生じさせた懐かしの新作ゲーム5選

2021年に“歪み”を生んだ、懐かしの新作ゲーム

実はこんなタイトルも蘇っていた2021年。そして、2022年は……?

 ピックアップした5本に留まらず、2021年にはほかにも数多くの懐かしのタイトルの新作、リメイク、復刻版(リマスター)が発売され、大きな注目と話題を集めた。

 『R-TYPE FINAL2』、『コットン リブート!』(&完全新作の『コットンロックンロール』)、『サガ フロンティア リマスター』、『ワンダーボーイ アーシャ・イン・モンスターワールド』、『パワプロクンポケットR』といったタイトルがその一例だ。

 知る人ぞ知る、マニアックな作品も一部復活している。

 その中でも近年は『オーバーウォッチ』、『ディアブロ』シリーズの開発で知られるBlizzard Entertainmentの処女作3タイトル(※『バイキングの大迷惑』、『ロックンロールレーシング』、『ブラックソーン 復讐の黒き棘』)をセットにした『Blizzard Arcade Collection』は、象徴的な1本と言えるだろう。

 もっと深いところまで行けば、過去に前述の『暴れん坊天狗&ZOMBIE NATIONS』と同様に『ゲームセンターCX』の「有野の挑戦」にて登場し、珍妙な世界観などで注目を集めた『ファーストサムライ』も2021年7月、Steamでパソコン用タイトルとして復活を遂げていたりもする。

SCARLET NEXUS(スカーレットネクサス) | ロンチトレイラー

 そんないつになく“時代感覚の歪み”が生じていた2021年。それらのタイトルが目立つあまり、完全新作が話題を奪われやすい側面もありはしたが、『Returnal』に『DEATHLOOP』、『SCARLET NEXUS』、『クレヨンしんちゃん オラと博士の夏休み~おわらない七日間の旅~』、『メガドン級ムサシ』など、パワフルな存在感を見せつけたタイトルも数多くあったことは忘れてはならない。

ELDEN RING ストーリートレーラー 【2021 The Game Awards】

 2022年は2021年と比較すると、懐かしのタイトルの続出は落ち着き、完全新作の注目作が相次ぐ1年になりそうな雰囲気だ。

 しかし、ピックアップした5本の内のひとつ『アクトレイザー・ルネサンス』のように不意に現れる例もあるため、油断はできない。果たして、2022年はどんな懐かしのタイトルが復活を遂げるのか。新作にも目を向けつつ、その動向に注目したいところだ。

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