渡辺直美がNYを選んだ理由とは? デビューから15年で得た「人生を楽しむ極意」

渡辺直美がニューヨークを選んだ理由とは?

 昨年に引き続きコロナ禍の影響から、今年も各国オンライン同時開催となった『Adobe MAX 2021』。本稿では各セッションから、お笑い芸人・渡辺直美による「人生、クリエイティブに楽しみたい!」の模様から一部を記す。

ニューヨークを選んだ理由 英語を話せない渡辺直美が考えていること

 渡辺が、ニューヨークに拠点を移したのは自身が子どものころ、90年代のニューヨークに憧れがあり、映画『星の王子 ニューヨークへ行く』が好きで行ってみたいと思うようになったからだという。

 芸人になり海外の仕事ももらえるようになってからは、本格的に語学を学んでみたいとなってニューヨークに行った。だが国による文化や歴史の違いからカルチャーも学びたいと思い、2014年に勉強した。

 それでもまだ自分の中では完璧でなく勉強量が足りなかった。コメディーは相手のことを知った上でやっていかねばならないため、ニューヨークのほかにもロサンゼルスやヨーロッパにいったりしつつ、ようやく今年の移住となった。

 デビューして今年で15年。芸人としてではない仕事もして、様々な夢を叶えて自分の中で完結していたが、ニューヨークは次の目標としてではなかった。日本では自分のことを知っている人たちの前でパフォーマンスをする一方で、ニューヨークは街を歩いていても自分のことを誰も知らない。

 自分がコメディアンだと名乗っても、その肩書きよりも面白かったら認めてやるといった本質で見てくるため、この人たちを笑わせられたらカッコいいという考え方になった。日本では芸人として成功したが、その次に自分のことを知らない土地で芸人以外のことにも挑戦していきたい。それがニューヨークを選んだ理由になったと明かす。

 2014年にニューヨークを訪れた際は英語力は皆無、ABCもギリギリな状態だったが、何を言ってるか分からなくても面白いと思ったことに笑ってくれた。言葉が通じればダイレクトに伝わるだろうが、心や感性で通じれば大丈夫だろうと思った。「英語ができないから、できるまでやめておこう」ではなく、話せない自分も個性だと捉えることで考え方が変わっていったという。

 英語を話せても性格の悪い人はいるし、話せなくても好かれる人はいる。渡辺は、語学が全てではないが、最終的には語学で勝負したいと思っていると野望を口にした。まずは自分の語学力でどれだけ笑わせらせるかを試したい。今は世界の人たちを笑わせるためのコンテンツを考えていて、“英語を話せていない私がどういうことを考えているのかに興味を持っている人たち”へ答えを示せるかもしれないとのこと。



インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる