セドリック、ローレル、クラウン……日本の刑事ドラマで愛用された車は?
日本のテレビドラマを牽引する存在として長年放送されてきた刑事ドラマ。アクション主体のものから、人情、ミステリーなどその形態は多岐にわたる。
そんな刑事ドラマで「影の主役」となってきたのが、刑事たちが乗る自動車たち。今回は刑事ドラマでよく見かけた自動車を振り返ってみたい。
日産セドリック
『大都会』や『西部警察』、『特捜最前線』、『あぶない刑事』など多くの刑事ドラマで「黒の覆面パトカー」として登場したのが、日産自動車のセドリックである。
特に『西部警察』では、130型や230型が次々と炎上、爆発。カーチェイスの途中に突然セドリックの車種が古くなることも多く、そんなシーンが名物となっていた。また、『西部警察』の第一シリーズ前半では、330型セドリックを渡哲也演じる大門圭介が愛車として、乗りこなしていた。
また、80年代中期から90年代前半にかけて人気を誇った『あぶない刑事』も、黒パトカーにはセドリックが定番に。昭和から平成初期の刑事ドラマには、欠かせない存在といえるだろう。
日産ローレル
セドリック同様刑事ドラマの定番的存在だったのが、日産自動車のローレルだ。柴田恭兵が主演した『はみだし刑事情熱系』ではC35型ローレルがレギュラー覆面パトカーとなっており、激しいカーチェイスを繰り広げたこともあった。
また、90年代後半から2000年代前半の2時間サスペンスドラマでは、パトカーとして登場することも多かった。もちろん、実際にパトカーとして使われていたということが大きな要素であると思われるのだが。