警察仕様のBMW？　EVスクーター「CE-04」の警察仕様車が発表される

　10月19〜22日にフランス・パリで開催されたセキュリティー展示会「Milipol Paris 2021」にて、BMWのEVスクーター「CE-04」の警察仕様車が公開された。BMWの車は、世界各国で警察車両として使用されてきた歴史があり、日本では昨年2月、警視庁の白バイに同ブランドの電動スクーター「C evolution」が、初の外国車として導入されている。

　今回公開されたモデルのベースとなる「CE 04」は、今年7月に発表された“先進的で都会的”なEVスクーターで、海外メディアは「アニメに出てきそうなデザインだ」と評している。今後段階的にガソリン車が廃止され、環境に配慮したEVに移行する流れを汲んでの選択だろう。 

　警察仕様車では、サイレンと、車体の前後に1つずつの警告灯を搭載している。またスピードガンなどの職務に必要なアイテムを収納する、大きめのサイドケースやトップケースも備わっている。最高速度は時速120kmで、8.9kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、1回の充電での航続距離は130kmだという。高速道路でのカーチェイスなどに巻き込まれない限りは、十分なスペックだと言えるだろう。

　公的機関の車両においても、EV化の流れが加速しそうだ。

（画像＝BMWより）

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター（自称）。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://www.press.bmwgroup.com/global/article/detail/T0351013EN/bmw-motorrad-celebrates-world-premieres-at-milipol-2021-from-19-to-22-october-in-paris?language=en
https://www.rideapart.com/news/544588/bmw-ce04-f900xr-police-edition/