粗品、菊花賞を予想するもまさかの展開に ギャンブル狂“ならでは”のYouTube動画
生涯収支マイナス1億円を自称する霜降り明星の粗品が、自身のYouTubeチャンネル「粗品 Official Channel」に公開した動画で菊花賞の予想に挑戦。見事に予想を的中させ、1億4500万円の配当を掴みかけるも、まさかの展開が待っていた。
粗品といえば無類のギャンブル好きとして有名。パチンコ、スロット、競馬、競輪、ボートレースなど、様々な遊技・公営競技に興じ、これまで多額の軍資金を溶かしてきたことで知られている。
10月23日に公開された動画で粗品は、「どうも。生涯収支マイナス1億円君です。本当です」と自己紹介し、競馬新聞片手に、翌日に控えた菊花賞に向けて「本気予想」をすると説明した。続けて「僕は本気で予想しますが、いかんせん僕は生涯収支マイナス1億円君なんで、来ません。僕の予想した本命馬は恐らく来ないでしょう」と言い切り、「僕はいつも通り本気で予想しますので、皆さんはぜひですね、僕の本命馬を消してください。消去法予想に使ってください」と推奨した。
粗品が本命馬に選んだのは、馬番3番で、4番人気のタイトルホルダー。買い目は馬連で、「3番-2番・5番・9番・14番・17番・18番」とし、「金額はそうですね。もし買うなら、1点600万円くらいですかね」と話していた。結果として、菊花賞は1着がタイトルホルダーで、2着が18番のオーソクレース。粗品の予想は見事に的中したのだ。
しかし、菊花賞直後の10月24日夕に投稿された「本日の菊花賞について」と題した動画で粗品は、「買えてません」と馬券を買っていなかったと報告し、「いかんせん、生涯収支マイナス1億円君なんで、頭のどっかで『どうせまた俺負けるんやろうな。どうせ来うへんわ』と思ってた自分がいてですね…」と弱々しい口調で弁解した。
さらに「もし買ってたら払い戻しが1億4500万円だということで。あの…、お母さんに電話しました。なんかすごいパニックになってですね」と漏らした粗品。「とにかく馬券は買えなかったんですけど、競馬は立派なお札に四本脚が走って回る……あ、違う。競馬は立派なスポーツだと思うんで、これからも生涯収支マイナス1億円として1億円取り返しに行きたいと思います」と意気込みを語るも、最後は悔しさのあまり、甲高い奇声を発しながら椅子から転げ落ちた。ちなみに本動画の再生時間は3:18。菊花賞の着順「3番ー18番」と動画の分数・秒数が同じなあたり芸が細かく、競馬好きならではのこだわりを感じさせる。
今回、的中予想を買い逃すというミラクルを起こし、生涯収支マイナス1億円君としての貫禄を示した粗品。最近では、消費者金融、パチスロあるあるを扱ったネタ動画が高い再生回数を誇っている「粗品 Official Channel」だが、今後は競馬予想動画も同チャンネルの人気コンテンツになりそうな予感だ。