無駄なもの発明家・藤原麻里菜 2日に1個発明品を作る彼女のYouTubeとは?

無駄なもの発明家・藤原麻里菜

 彼女の動画は、発明品の実演、もしくは作成過程と実演どちらも撮影した2パターンが多い。動画の長さは実演のみだと1分ほど。作成過程も含まれていても5分の動画が大半だ。例えば、『日常で使えるVRゴーグルを作ろう』では、「VRゴーグルをつけていると100%、VRでバーチャル空間にいってるんだなと周りの人に思われてしまうのが恥ずかしくありませんか?」と語りかけるところからスタート。『【ご報告】彼氏を作りました』では、「彼氏が欲しいから作ろう」という発想から「今日は彼を組み立てていこうと思います。」とシュールな一言で彼氏を作成していく。実際に完成した発明品を見るのも楽しいが、前段階である発想の原点が垣間見えると、より発明品の面白さが増す。

  『セブンルール』にて、「自分にはずっと才能がないと思っていて、唯一あった才能が無駄なものを考えて作ることだった」と語っていた。これだけ独創的な発想をする彼女でも、以前はコンプレックスや劣等感を感じ、何をしてもうまくいかず、生きづらかったという。番組内で最も印象的だったのは「無駄づくりを始めて世界は自分のためにあるんじゃないかというくらい、人生がいい形になってきている」という言葉。世の中には以前の彼女と同じように「自分には才能がない」と悲観する人も多いと思う。日常のモヤモヤから新たな発明品を作る彼女の姿は、自分に悲観する人たちのヒントになるのではないだろうか。ありふれた日常だと流しているこの瞬間が何かのきっかけになるかもしれない。藤原麻里菜の日常から生まれる「無駄なもの」をこれからも追い続けていきたい。

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