「Kindle」最新モデルは何がすごい? ついにワイヤレス充電にも対応
米Amazonは9月21日、電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」の新モデルを発表した。さらにその上位モデルとして「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」もラインナップにくわえられている。以前のKindle Paperwhiteと今回の新モデルとでは、どのような点が進化しているのだろうか。
ディスプレイが大幅アップデート
AmazonのKindleシリーズといえば、外光を反射することで紙のような読み心地を実現する「e-ink」ディスプレイを搭載した電子書籍リーダーだ。入門モデルの「Kindle」、多機能なハイエンドモデルの「Kindle Oasis」と比較し、Kindle Paperwhiteは大画面かつ高精細なディスプレイを搭載したミドルクラスのモデルとなる。
今回の新型Kindle Paperwhiteでは、ディスプレイサイズが6.8インチに大型化。さらに画面色をホワイト系から暖色系まで変更できる、色調調整機能を搭載している。バッテリーの持ちは最大10週間まで延長され、USB-Cでの充電にも対応した。またレスポンス速度も前機種から20%向上し、快適な読書体験を実現している。
新型Kindle Paperwhiteの内蔵ストレージは8GBで、IPX8の防水機能に対応。価格は広告付きモデルが1万4980円(以下全て税別)、広告無しモデルは1万6980円。すでに予約を開始しており、10月27日の出荷を予定している。
ワイヤレス充電対応の上位モデル
上位モデルに相当するKindle Paperwhite シグニチャー エディションでは、Kindle Paperwhiteの全機能にくわえ、フロントライトの自動明るさ調整機能が搭載されている。さらにKindleシリーズとしてはじめて、ワイヤレス充電に対応。別売の充電スタンドを利用することで、ケーブル無しでの充電が可能となった。内蔵ストレージも32GBへと拡大されている。
新型Kindle Paperwhiteシリーズの登場にあわせ、Kindleシリーズのインターフェイスも一新されている。画面上からのスワイプで画面輝度や機内モードといった設定の変更が可能になり、ホーム画面からライブラリ、読書中の本の間の画面切り替えが簡単になった。また広告なしモデルでは、ロック画面に今読んでいる本の表紙が表示できる。
Kindle Paperwhite シグニチャー エディションの価格は1万9980円で、11月10日の出荷を予定。また新型Kindle Paperwhiteシリーズに対応するコルクカバーやレザーカバー、ファブリックカバーも販売される。