はんにゃ金田が『ピラメキーノ』世代に呼びかけ TikTokきっかけに再ブレイクも間近?
はんにゃ・金田哲がYouTubeチャンネル『はんにゃ金田SHOW』で、「あの頃の子ども達に救ってもらいたい」と題した動画を投稿して話題になっている。
動画タイトルには「【ピラメキーノ】【レッドシアター】」といった、はんにゃがブレイクした際の番組名が記されており、今回の動画ははんにゃの番組を見て育った、現在の10代後半から20代に向けての“あのころの子どもたち”への呼びかけとなる。動画内での呼びかけは「何千人何万人と集まってくれていたあのころの子どもたち、みんなどこ行っちゃってたの?」から始まる。
はんにゃといえば、デビュー4年目の2009年頃、多数のレギュラー番組とともに、テレビで見ない日はない程の大ブレイクを果たした人気コンビ。中でも前述の子供向け番組『ピラメキーノ』(テレビ東京系)は、同じくブレイク中だったフルーツポンチとのタッグにより、当時の小学生を中心に人気番組となっていた。しかし、2015年に番組は終了。相次ぐレギュラー番組の終了とともに、はんにゃとしてのTVでの露出が徐々に減少していった経緯がある。
そんな中、金田が今年4月に満を持して自身のYouTubeチャンネルを開設。開設当初は“金田の奇録”というドキュメンタリー風の企画動画や、コントキャラクターに扮し芸人仲間とコラボ企画をするなど、バラエティに富んだ動画を数々投稿していた。
しかし、目標とする登録者100万人への道は遠く、ついに切り札である例の“呼びかけ”を行った。
「10年前の小学生が好きな有名人ランキング。1位嵐、2位はんにゃ、3位イチロー」「あんなに、はんにゃ好きって言ってたのに、どこ行っちゃってたのみんな?」「神隠しにあったと思ってた」と当時の人気を振り返る。「なんかみんな大人になったらしいじゃん。ドッジとかやってないの?」「俺なんにも変わってないよ」と、10分間の動画で“子どもたち”の10年間の成長と、自身の変わらなさを訴え続けた。
事務所の屋上で風に吹かれながら、当時を振り返る姿はシュールとも言えるが、それ以上にコメント欄は当時の“子どもたち”が続々と名乗り出る同窓会のような懐かしさで溢れていた。中には「金田は子どもたちの方が消えたと思ってるけど、子どもたちじゃなくて金田が急に消えたんだよ」といったコメントもあり、今回思い切って呼びかけをしたことにより、“子どもたち”と金田が再会できた暖かい場所となっていた。
そして、もちろん金田からの願いは、チャンネル登録をしてもらうことにある。当時の“子どもたち”に呼びかけることは奥の手とも言えるかもしれない。しかし、金田のユーモアある爽やかな訴えと『ピラメキーノ』という共通の思い出によって、なんと投稿の2、3日後には登録者が5万人増えたことを報告。動画の再生数は10月10日現在で、100万再生目前となっている。
最近では、金田だけではなく、ガレッジセールのゴリ扮するゴリエや、千秋率いるポケットビスケッツなど、当時の人気番組のキャラクターの復活や、懐かしの裏話を語ることがYouTubeコンテンツの一つとして盛り上がっている。
黎明期には若年層が中心と言われたYouTube視聴層だが、現在は老若男女幅広い層が視聴しており、それぞれの年齢層に合わせた“思い出”が、現在進行で見れる面白さはYouTubeならではではないだろうか。
ちなみに金田は、持ち前のルックスを生かし、TikTokにも動画を投稿している。中には、金田が踊る動画に20万~30万件のいいねが付いており、コメントには「イケメン」との声も溢れている。SNSを駆使した金田の再ブレイクも近いかもしれない。子ども達はぜひチェックして欲しい。