iPhone 13を非正規修理するとFace IDが使用不可に。iPad miniには「ゼリースクロール問題」が発覚

iPhone 13、非正規修理でFace IDが使用不可に

証拠動画がツイートされる

 9月15日のApple新製品発表会では、iPhone 13シリーズのほかにiPad mini(第6世代)も発表された。この製品についてApple製品専門メディア『MacRumors』は27日、ディスプレイ表示に関する不具合が発見されたと報じた。

 発見された不具合は、iPad mini(第6世代)のディスプレイを縦方向表示にしたうえで、ウェブページあるいはPDFドキュメントのようなテキストベースのコンテンツをスクロールすると、テキストの各行が左側に向かって下方向に傾いているように見えるのだ。この不具合により、ディスプレイの左端と右端で反応速度が異なっているように見える。なお、ディスプレイを横方向表示にした場合はこの不具合は生じない。

 テック系メディアの編集者であるDieter Bohn氏は、以上の不具合を録画した動画を添付してツイートしている(以下のツイート参照)。動画を見るとわかるように画面が小刻みに震えているように感じられ、その震えがゼリーのそれに似ていることからこの不具合は「ゼリースクロール」問題と言われている。

 ゼリースクロール問題の原因がハードウェアに起因するのか、あるいはソフトウェアアップデートで修正できるものなのかはわかっていない。MacRumorsがこの問題に関してAppleに問い合わせたが、コメントはなかった。

 以上のようにiPhone 13シリーズと最新のiPad miniのディスプレイに関していくつかの報告があったのは、これらの製品のディスプレイ開発が困難であったことを逆説的に証明していると言えよう。

トップ画像出典:appleinsider「Apple keeps making third-party screen repairs harder」より画像を引用

〈Source〉
https://appleinsider.com/articles/21/09/26/apple-keeps-making-third-party-screen-repairs-harder
https://bgr.com/tech/iphone-13-pro-already-has-an-annoying-display-bug-but-apple-is-fixing-it/
https://www.macrumors.com/2021/09/27/ipad-mini-6-jelly-scroll-issue-vertical/

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