『私たち結婚しました』9話ーー野村周平が“本気の”プロポーズ? 「ほなみんかな?俺、結婚するの」

『私たち結婚しました』9話レビュー

野村周平、「あと5年後くらいに結婚してなかったら……」

「あと5年後くらいに結婚してなかったら、ほなみんかな?俺、結婚するの」

 野村周平の爆弾発言が飛び出した第9話。これまでも、スタジオメンバーから「ラブミッションいらず!」と言われるほど、たくさんの愛を伝え合ってきた2人。だが、ここまでストレートな言葉を投げかけることはなかったように思う。

 「愛してるよ」とサラッと言い合うこともあったが、それはあくまで“夫婦”を演じるなかでのこと。結婚生活が終わったあとについて話している時にも、相手のことが浮かんでしまうなんて……。この番組のコンセプト(妄想と現実が入り混じり、不思議な感覚に陥る結婚モキュメンタリー)のとおり、不思議な感覚に陥ってしまう。

 また序盤は、「ずっと室内にいる」「植物に興味があるかって言われたら、そんなにない」と言っていた超インドア女子・さとうも、今では楽しそうにオリーブの鉢植えを探したり、机のペンキ塗りをしたりしている。その姿を見ていると、「好きな人とやれば、なんでも楽しい」というのはこういうことなのか、と痛感する。彼女のなかにあった固定観念を、野村が徐々に崩していったのだろう。

 ルーフトップで過ごしている時に届いたラブミッションには、「最後に、夫婦の思い出を作ってください」と書いてあった。7日間限定の結婚生活は、もうすぐラストを迎えてしまうのだ。それを見て、寂しそうに天を仰ぐ2人。これまでは、「終わりは考えないようにしよう」と目を逸らしていたが、これからは、終わりと向き合わなければならなくなる。ずっと、明るく楽しい雰囲気だった野村&さとう夫婦らしい最後を期待したい。

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