ソニーがホームシアターシステム『HT-A9』、サウンドバー『HT-A7000』を発売 「360 Reality Audio」にも対応

ソニーがホームシアターシステムとサウンドバーを発売

 ソニーはホームシアターシステム『HT-A9』を8月7日に、サウンドバーの最上位機種『HT-A7000』を、8月28日に発売する。

 ホームシアターシステム『HT-A9』は、新開発の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping(サンロクマル スペーシャル サウンド マッピング)」を搭載している。さらに、4体のスピーカーで、映画のシーンなどにリビングルームごと入り込んだような没入感と広大な音場による「360立体音響」体験を実現。

 「360 Spatial Sound Mapping」は、複数のスピーカーによって広大な音場と臨場感を創出する独自の立体音響技術。各々のスピーカー間や天井までの距離を内蔵マイクと測定波で計測し、スピーカーの置かれている空間を把握する。その位置情報に基づき4体のスピーカーから音波を重ね合わせて、最大12個のファントム(仮想)スピーカーを最適な位置に生成。ファントムスピーカーで囲まれることにより、視聴者は自分が観ている映画のシーンに入りこんでいるかのような没入感のある音場で「360立体音響」を体験できる。

 4体のスピーカーはコントロールボックスとワイヤレス接続が可能。さらに、音場最適化技術によりスピーカーの置かれている空間を把握し、その場所を前提に最適な音響空間を自動で生成できるため、部屋の形状などにとらわれることなく、従来のホームシアタースピーカーと比べて自由度の高いレイアウトが可能になった。

 『HT-A7000』は、天井や壁からの音の反射と、縦および水平方向の音場を再現する独自のバーチャルサラウンド技術で再生された音を組み合わせることで、密度の濃いサラウンド音場を一本のバースピーカーで実現。別売りのリアスピーカーやサブウーファーを組み合わせることにより、さらに重厚感のある音響の演出が可能になる。

 

 天井からの音の反射を生むイネーブルドスピーカーと、独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine(バーティカル サラウンド エンジン)」で、高さ方向の音の表現力を強化。加えて、壁からの音の反射で横方向の表現力が得られる、新開発のビームトゥイーターと、フロントスピーカーだけで豊かなサラウンド音場を再現する「S-Force PRO(エスフォース プロ) フロントサラウンド」との連携により、濃密な音の広がりとリアリティ豊かな音響空間を楽しむことができる。また、設置した部屋の天井と壁の距離を計測し、最適化した音響をすぐに楽しめる。

 本体にはイネーブルドスピーカー、ビームトゥイーターに加えてデュアルサブウーファーも搭載し、合計11個のスピーカーを内蔵。振動板の面積を拡大させたソニー独自の「X-Balanced Speaker Unit(エックスバランスド スピーカー ユニット)」を採用し、広がりのある高音質と大音圧を実現している。7.1.2chのサラウンドシステムとして使用できるバースピーカーで、パワフルで迫力ある音響を楽しめる。

 

 『HT-A9』と『HT-A7000』共通して、ソニーのテレビ「ブラビア」と接続することで、テレビのスピーカーをセンタースピーカーとして駆動させることができる「アコースティックセンターシンク」を搭載。ブラビア独自の、映像から音が出ているかのような音響技術により、大画面における映像と音の定位感が向上する。また、ブラビアのクイック設定にホームシアター/サウンドバーのメニューが追加できるので、同製品のサウンドモード選択をはじめとする、各種機能の設定がテレビのリモコンから簡単に行うことができる。

 「360 Reality Audio」は、オブジェクトベースであるソニー独自の360立体音響技術を活用し、没入感のある立体的な音場を再現する新しい音楽体験である。両機種とも360 Reality Audio認定スピーカーであり、対応コンテンツを再生すると、アーティストの生演奏に包み込まれるかのような没入感のある立体的な音場を体感できる。

 なお、サブウーファーやリアスピーカーをオプションで追加することで、迫力のある重低音と強化されたサラウンド音響が楽しめる。

 今回の新商品を、ソニーショールーム/ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 福岡天神にて、7月21日より展示。ソニーストアでは、75V型以上のブラビアの(「大画面ブラビア 購入設置プレミアムサービス」対象モデル)ご購入者を対象に、ブラビア設置時に今回の新商品を自宅で視聴体験できるサービスの受付を同日より開始する。

■商品詳細
商品名:ホームシアターシステム
発売日:8月7日
価格:オープン価格
型名:HT-A9
市場推定価格(税込):220000円前後

商品名:サウンドバー
発売日:8月28日
価格:オープン価格
型名:HT-A7000
市場推定価格(税込):154000円前後

商品名:サブウーファー
対応機種:HT-A9・HT-A7000
発売日:8月7日
価格:オープン価格
型名:SA-SW5
実用最大出力:300W
市場推定価格(税込):83000円前後
型名:SA-SW3
実用最大出力:200W
市場推定価格(税込):44000円前後

商品名:リアスピーカー
対応機種:HT-A7000
発売日:8月28日
価格:オープン価格
型名:SA-RS3S
実用最大出力:50W×2
市場推定価格(税込):44000円前後

ソニーショールーム発売前先行展示情報
大画面ブラビア 購入設置プレミアムサービス
サウンドバー/ホームシアターシステム

※ 記載されている商品名等は各社の登録商標あるいは商標。
※ 「市場推定価格」は、発売前の製品について、市場での販売価格をソニーが推定したもの。なお、製品の実際の販売価格は、各販売店により決定される。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる