「好きなことで生きていく」のも楽じゃない はじめしゃちょーの1日に見る“トップ YouTuberのハードさ”

 好きなことで生きていくのも楽じゃない……そんな内容の動画になっていた。

 はじめしゃちょーが7月5日、自身の公式チャンネルに「【初公開】はじめしゃちょーの1日密着動画。」と題した動画を投稿し、トップYouTuberの多忙な日常を公開した。

【初公開】はじめしゃちょーの1日密着動画。

 AM8時、ベッドから飛び起きたはじめしゃちょーは、急いで準備を済ませ、タクシーで所属事務所・UUUMへと向かった。AM9時に事務所へ到着すると、立て続けに複数のミーティングとファンクラブ向けの動画の撮影をこなしていく。PM1時には帰宅。昼食を取りつつ、片手に持ったスマホでマンガを読んだり、携帯ゲームを楽しんだりしていた。「こういうので趣味に時間を使っています。すごい短い時間なんですけど、大事だと思っています」という言葉に、いかに毎日切り詰めたスケジュール感で動いているかうかがい知れる。

 PM2時からは、YouTube用の動画を撮影。同じセリフを何度も言い直すなど悪戦苦闘した。「一人で撮影する時、本当にこだわりが強くて簡単な動画でも撮影に1時間近くかかったりしてしまいます」とのことで、完璧主義な仕事ぶりを垣間見せる。

 PM4時には、動画のロケのため熱海へ車移動した。後部座席に座ったはじめしゃちょーは、会社関係者と電話口で「勘頼りなのはなんなの?」「サブ(チャンネル)がまったく動かせてないという事実はわかってほしい」とバトルを繰り広げつつ、その一方で、膝の上にノートパソコンを広げて編集作業に勤しむというマルチタスクぶりを発揮。移動中だろうが、まったく気が休まることはない。

 現場到着後は、撮影に臨みながらも、合間を縫って編集作業の続きを行う。PM8時、なんとかこの日の投稿予定だった動画を完成させて、アップロードすることに成功した。そして、すべての仕事を終えて東京の自宅に帰宅した頃、時計の針はPM11時を回っていた。はじめしゃちょーは「長かった……」とほっと一息つき、「動画で撮っただけではだめなので、今日の熱海の動画も編集しなきゃいけないんですけど、今日はやめときます」と述べ、自宅にいた後輩と缶チューハイで乾杯。「寝よう!」と言いながら、その後輩を捕まえ、AM3時までゲームをするというオチを付けていた。

 このように、AM8時から翌AM3時までの19時間、ほとんど仕事(それも密度の濃い)に費やしたはじめしゃちょー。YouTuberのメディア露出が増え、様々な情報共有がなされている今、きらびやかな生活の裏側で仕事に忙殺されていることは多くの人が知るところではあるが、そのリアルな実態を密着映像というかたちで目の当たりにすると、改めていかに過酷な仕事か理解できるというものだ。

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