組み立て式電気自動車の“イケアカー”? 米学生が発案
米国の学生が、イケアに着想を得た組み立て式電気自動車を発表した。
デトロイトのアート系カレッジを先日卒業したライアン・シュロットタウアー氏は、フランスの自動車メーカー、ルノーと、スウェーデンの家具メーカー、イケアからインスパイアされた電気自動車、Höga(ホーガ)を発表した。これは卒業制作の一環であり商品化の予定はないものの、米メディア『Fact Company』は「魅力的かつ現実的構想」だと評価している。
Högaは、赤、青、黄色の374個のパーツで作られている。このカラーリングは単にイケアらしさを再現するだけでなく、青が快適さを実現するパーツ、黄色がコントロールに必要なパーツで、赤は技術的パーツだということを示しているという。シュロットタウアー氏は、「特に年配のユーザーにとって、簡単に認識できるものにしたかった」と述べている。
スケートボードのように平らな底部には、バッテリーとモーターが搭載されている。これは近年、多くの電気自動車に取り入れられているデザインだ。そしてHögaの最もユニークな点は、大きく開く前後2つのドアだ。これによって、ベビーカーや自転車などの出し入れもスムーズに行える。シュロットタウアー氏は、もし店舗で販売するならば、6,500ドル(約72万円)ほどだと見積もっている。
Högaの商品化の予定はないというが、実用化されても良さそうな、ユニークなアイデアとデザインだ。
(画像=Ryan Schlotthauer氏より)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://www.behance.net/Schlotthauer_Design/projects
https://www.fastcompany.com/90646280/this-wild-concept-car-snaps-together-like-ikea-furniture