『ドラゴン桜』でも話題、スマホアプリを活用した“アクティブラーニング”な最新勉強法 「自分を変えたかったらモノを使え!」
ドラマ満足度調査で3週連続1位を獲得し、好調を維持する「日曜劇場『ドラゴン桜』」。 今作では、 東大専科から何人が東大に合格できるのか、期待が高まる。
本作は2005年放送『ドラゴン桜』 の続編。放送後、大手予備校が実施した東大模試の受験者数が増加。翌年の東京大学志願者数も増加し、全国の高校生に大きな影響を及ぼした。
前作同様「高校生が東大合格を目指す」という大まかなストーリーは変わらない。大きな変化として注目したいのは勉強法である。ドラゴン桜で用いられている勉強方法は「アクティブラーニング」が非常に多い。アクティブラーニングとは先生が一方的に生徒に授業をする受動的な勉強ではなく、生徒が能動的に学ぶ勉強方法。ドラマ内でも、語彙力を高めるためのマジカルバナナ(5話) 、英語でぼそぼそシャドーイング(7話) など、生徒が自ら言葉を発する勉強法が登場した。また、生徒と同士で教え合う様子も印象的。インプットだけではなく、常にアウトプットをしていることがわかる。
アウトプットを中心とした勉強法は2005年の『ドラゴン桜』にも登場したが、進化した2021年の『ドラゴン桜』では、勉強にスマホを活用するようになっている。実際にドラゴン桜で取り入れられた勉強法を紹介しよう。
1つ目は「英語で1日20ツイート、もしくは毎日英語でYouTube投稿」。SNSは勉強が捗らない原因となるイメージが大きい。しかし、SNSに投稿することで、毎日英語に使うことができる。何気ない日常を英語で投稿することが英語力向上への道。ドラマ内では毎日YouTubeを投稿している天野(加藤清史郎)は、英語特別講師・由利杏奈(ゆりやんレトリィバァ)と英語で会話ができるように。自らの成長を実感している場面があった。また、東大模試の英作文でも、YouTubeを撮影する時と同じように考えれば作文を解ける様子が描かれていた。ついついみてしまうSNSだからこそ、効果が上がるテクニックとして応用しやすいのだろう。
2つ目はアプリ「スタディサプリ」。勝負に勝つために一番大事なことは何だろうか。努力、練習、自信など人によって様々な答えがあるだろう。ドラゴン桜での答えは「己の弱点を知ること」。苦手な科目、単元を徹底的に反復し、克服することが合格への近道だという。弱点克服のツールとして活用するのが、自主学習型のウェブサービス「スタディサプリ」だ。学習履歴から自分が何を理解できていて、何を理解できていないのかが見える化される。桜木曰く「ITを制するものは受験を制す」。自分で弱点を炙り出すより、スタディサプリに頼った方が効率が上がるに違いない。
3つ目はアプリ「みんちゃれ」。まだドラマでは登場していないが、原作漫画ではモチベーションの維持に大きく貢献する。「みんちゃれ」とは、同じ習慣を身につけたい5人が1組のチームを組み、目標達成を目指す三日坊主防止アプリ。写真を送り合い、チャットで励まし合いながら習慣を身につけていくのが特徴だ。自分1人で取り組んでいると、今日中に終わらせると決めていたはずなのについダラダラ してしまった、なんて経験がある方もいるのでは 。「みんちゃれ」では写真を送りあうのでサボっているとバレてしまう。アプリの中に仲間がいることでお互いを高め合えるのだ。