PS5は2022年になっても購入困難? 需要は「簡単に折れない」

PS5は2022年になっても購入困難か

アイトラッキングも実装か

 PS5に関しては朗報もある。VR専門メディア『Upload VR』は10日、PS5向け次世代VRシステム(PSVR2と仮称で呼ばれることもある)の仕様をリークした記事を公開した。信頼できる情報源によると、同システムは4K画質に対応し、さらにアイトラッキングと中心窩レンダリングも実装するようだ。

 リークによれば、PSVR2の解像度は4,000 x 2,040 ピクセル(片目あたりでは2,000 x 2,040)となり、この数値は一般消費者向けVRヘッドセットで最高レベルの解像度を実現しているHP Reverb G2の4,320 x 2,160には及ばないものも、この製品カテゴリーでは人気のOculus Quest 2の3,664 x 1920を凌駕している。

 アイトラッキングとはプレイヤーの視線を追尾する機能である。この機能が実装されることによって、他のプレイヤーやNPCとより濃密なコミュニケーションが可能となる。また、何かを投げる際に視線を考慮した投擲処理を実行できるようになるなど、その応用はさまざまに考えられる。

 中心窩レンダリングとは、プレイヤーの視野の中心を高精細に描画して、その周囲の解像度を下げる機能を意味している。この機能により、より効率的な描画処理が可能となる。

 以上のリーク情報が実際にPSVR2で実現するかどうかは、定かではない。しかしながら、もしリーク情報通りの仕様が実現すれば、次世代のVRコントローラーとあいまってまさに新次元のVR体験が可能となるだろう。

 PS5の購入困難な状況は長期化することが確定的ではあるものも、2022年以降にはPSVR2がリリースされることも考慮すると、同ゲーム機の人気は衰えることはないだろう。

(トップ画像出典:Bloomberg「Sony Warns Tight PlayStation 5 Supply to Extend Into Next Year」より画像を引用)

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

〈Source〉
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-05-10/sony-warns-tight-playstation-5-supply-to-extend-into-next-year
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/IR/library/presen/er/pdf/20q4_sonyspeech.pdf(ソニーグループ 2020年度連結業績概要資料)
https://www.zdnet.com/article/the-global-chip-shortage-is-a-bigger-problem-than-everyone-realised-and-it-will-go-on-for-longer-too/
https://uploadvr.com/psvr-playstation-4k-eye/

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