『恋とオオカミには騙されない』第10話ーー「絶対オオカミだ……」横澤夏子が強く疑ったメンバーは誰？

　前回、りょうか（吉田伶香）の“もう1人の気になる人”がつな（綱啓永）だと明かされるきっかけとなった月LINEデートからスタート。「宇宙ミュージアムTeNQ」にて微笑ましいデートを重ねた2人は本題に入る。

　りょうかは「最初は気になる人を絞って話していたけど、途中からみんなと話すようになって、（つなを）素敵な人だなとは思っていたんだけど見て見ぬフリしてた。でも本当はつなくんを知るうちに気になってたんだと思う」と正直な心の内を明かした。つなはこの言葉を重く捉えつつもやはり引っかかったのだろう。「ちょこのことはどう思ってるの？」と返す。どうやら引っかかりを持っていたのはりょうか同じで、言葉を濁しなかなか答えを返さない。

　「これからりょうかへの気持ちが強くなったとしてもあおい（川口葵）への気持ちはゼロにならない。でも今日誘ってくれたから（りょうかへの）気持ちは強くなった」とお互い心に残る相手がいる中での最大限の結論をつなが出した。押すか、引くか。これからは2人の駆け引きが重要になっていきそうだ。

　アトリエではあと2日しかない作業時間にラストスパートをかける残りのメンバーたち。前回そら（井上想良）からの月LINEデートのお誘いがきたTaki。そのデートが今夜に控え、いてもたってもいられない様子だ。Takiの相談相手となっていたちょこ（りゅうと）は現在真っ最中のりょうかの月LINEデートについて聞かれると「全然なんとも思わない」と真顔で答え、「俺も少しつづ（これからのこと）考えている」と意味深な発言。Takiが「誰のこと考えているの？」とさらに追い討ちをけた途端……ピタッと音が止み、Takiが驚きの奇声をあげる。そこにはウインクしたちょこが……。謎に謎を重ねた展開に憶測も立てられない状況だ。

　月LINEデートを終えたりょうかとつなもアトリエでメンバーに合流し、作業を進める。コウヘイ（樋口晃平）がりょうかに月LINEデートについて尋ねると「ちょこくんを傷つけたのに、他の人に好きですとかいえない」と弱腰になってしまった発言が。コウヘイは「悩める相手がいるなら、動けるんだし後悔してほしくない」と自分が想いを寄せる相手、なえなのが脱落してしまった分の応援の気持ちをりょうかに伝えた。

　一方のつなは「月LINEにしてはあんまり……」とりょうかからのアクションが少なかった分、これといった感触がなかったようだ。それを聞いたそらは「あおいちゃんと話すしかないんじゃない」と促すが、それはそらにとっても痛い話ではないのか……。そらが今誰を思っているか分からないからこそ、素直に応援する言葉に聞こえないのが皮肉なところだ。

　「好きじゃないの？」「好きじゃない」「本当に？」「本当」とみちゅ（長谷川美月）の探りに淡々と答えるちょこ。「恋愛にそんな気を遣ってられない」とりょうかに対して気遣いで好きじゃないと言っているわけではないと話す。ここにきて一途にりょうかのことを思っていたちょこに他に気になる人がいる訳……と思った矢先「誰も気になってない訳ではない」との発言に驚くみちゅ。そして「恋愛対象に入るのはみちゅしかいない」とその相手が自分だという真実に「美月！？！？」とさらに驚きを重ねる。この発言にはスタジオからも「絶対オオカミだ……」との反応。

　不安になったみちゅはちょこのことをもくだい（杢代和人）に相談する。「もっくんに言うべきことなのか分からなかったけど……」と申し訳なさそうに話すみちゅに「言ってくれて嬉しかった」と懐の深さを見せるもくだい。そして「好きで、会えてない日も会いたいと思うくらい」「どこにも行ってほしくない」と素直な気持ちを伝える。この言葉がほしかったんだと言わんばかりの「ふふふっ」と照れ笑うみちゅの安心した様子が見ていてとても微笑ましい展開だった。