日本格闘界の至宝・那須川天心がコーチとして登場 盛り上がる格闘技界、次世代スターの発掘は『格闘DREAMERS』で

日本格闘界の至宝・那須川天心がコーチとして登場 盛り上がる格闘技界、次世代スターの発掘は『格闘DREAMERS』で

 LDHとABEMAが、格闘技界に新たな風を吹かせようとしている。

 LDHのチーフ・クリエイティブ・オフィサーとして、数多くのプロジェクトを手掛けてきたEXILE HIROが発起人となる「格闘家育成プロジェクト」。その一端として、格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』が3月13日より、ABEMAで独占配信されている。同番組は、人生をかけて世界一を目指す格闘家の卵たちを追ったドキュメンタリー。全国から集まったプロ・アマ200名以上の中から、LDHとのプロ契約を結ぶ最終合格者を決めるべく、生き残りをかけて争う“殴り合いサバイバル・ショー”となる。

 格闘技と一口にいっても幅広いが、同番組では主に、総合格闘家の発掘・育成に主眼が置かれるものと思われる。その意図は、3月13日に配信された第1次オーディションで、面接のほか、立ち技スパーリングと、グラップリングスパーリングと、総合ルールでの戦いを意識した審査内容になっていたことからも明らかだ。さらに言えば、LDH所属の総合格闘家でDREAMフェザー級元王者の髙谷裕之と、アメリカの総合格闘技団体UFCで日本人第1号となったタイトル挑戦の実績を持つ岡見勇信が本プロジェクトに参画している事実からも、総合の舞台で世界と戦えるダイヤの原石を育て上げたいという思惑がくみ取れる。

 「立ち技」とは、パンチ、キック、投げなど、スタンディングの状態から繰り出す攻撃のこと。ボクシングやキックボクシング、空手、ムエタイ、テコンドーといった、打撃系格闘競技の総称としてもよく使われる。一方のグラップリングは、組技全般を指す。柔道やレスリング、ブラジリアン柔術などをバックボーンに持つファイターは、これを得意とする。

 それを、たとえば、立ち技格闘技「K-1」であればスーパーバンタム級(-55kg)、フェザー級(-57.5kg)、スーパー・フェザー級(-60kg)……と細かく複数の階級にわけて、それぞれの階級別に戦う。ボクシングがミニマム級からヘビー級まで、計17階級あることからもわかる通り、格闘技において体重差とは、勝敗を決する極めて重要な因子なのだ。

 他方、必ずしも、筋量・膂力の差が勝敗に直結するわけではないのが、総合の面白さの一つでもある。現に、『格闘DREAMERS』の第1次オーディションに参加していた16歳の少年は、20歳を超え体格が出来上がっている他の多くの志願者と比べて華奢ではあるものの、グラップリングのスパーリングでは俊敏な動きで相手を翻弄。その活躍を観たGENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐からは「めちゃくちゃスター感がある」と評されていた。

 厳格な階級分けをしたうえで、打撃、固め技、投げなど様々な技術を駆使して戦う総合格闘技だからこそ、多彩なファイトスタイルの選手が生まれ、また、トリッキーなスタイルのファイターも活躍する素地が十分にあるところも、総合ならではの魅力と言える。

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