サニージャーニー・みずき、膵臓がん手術のリアルを告白 手術痕が物語る“壮絶な闘病生活”
サニージャーニーのみずきが膵臓がん手術のリアルを発信。手術前日から当日のエピソードや術後の経過など、実体験を視聴者に伝えた。
サニージャーニーはキャンピングカーで日本一周を目指していた2人組YouTuberで、妻・みずきと元保育士の夫・こうへいの2人から構成されている。旅行系YouTuberとして高い人気を集めていたものの、2022年11月に妻・みずきのがんが発覚し、医者からは「長くて2年」と余命宣告を受けた。そこから2023年4月には、1ヶ月間の活動休止を経て復活。発信を続けながら、「膵頭十二指腸切除術」という開腹手術を受けたこと、手術が無事に成功したことを報告していた。
今回の動画で、みずきは膵頭十二指腸切除術を受けた当時の手術の状況を事細かに動画で解説。これまではステントを入れ、血管が狭くならないよう処置を受けていたが、今後ステントが原因で起こる合併症を危惧し、それを除去。その代わりに胆管から管を鼻までとおし、鼻から胆汁を流す処置を受けた。動画内では手術当日に「傷のない自分のお腹」を最後に見たみずきの様子が映されているほか、初めて入った手術室に圧倒されながらも、全身麻酔を受け手術へと進んだことが「全身麻酔を背中から受けて痛かった」というナレーションとともに届けられた。みずき自身の記憶はここで途絶えているものの、手術は無事成功し、膵頭十二指腸と胆のうの切除は完了したと夫のこうへいが説明。
これだけでも大変なことがわかるが、本動画では術後直後のみずきの様子も公開されている。思いのほか元気な姿で「ハッピーな感じで目覚めました、目覚めが良かった」と当時を振り返っている。その後夜中の1時から、手術による痛みで目が覚めたが、数時間おきに麻酔を受けどうにか乗り越えた。
この時点でみずきは背中の硬膜外麻酔、首の経腸チューブ、排尿用チューブ・ドレーンと、合計3本のチューブを体に入れていたそうだ。そんな壮絶な状況を乗り越え、術後は順調に回復。動画で紹介された手術痕も痛々しいものの、手術直後よりは回復してきたとみずきは状況を説明している。
ただ、なにをするにしても痛みを伴うとのこと。少し笑うことや寝た状態で膝を曲げたり、鼻をかんだりと何をするにしても腹筋と連動しているらしく、生活は極めて困難だったそう。歩行訓練も行ったが、ベッドから降りるだけでも一苦労で、日常どのシーンでも腹筋を使っていると改めて実感した。歩行訓練はまるで生まれたての子鹿のようにまともに歩けなかったと当時を振り返っている。
手術から5日目以降の様子については「後編」として食事について解説。発熱が収まらないなか食していたのはおもゆだったとのこと。術後5日間は歩けなかったものの、腸の活動の回復に伴い便意を催し、その結果トイレへと自力で歩けるようになった。そして6日目には排尿用チューブを抜き、元気を取り戻していった。ここからは回復のスピードも上がり、7日目には体に装着されていたチューブが抜け、痛みで目を覚ますことなく一晩熟睡でき、大きな進歩を感じたとのこと。日を重ねるごとに痛みが少しずつ和らいでいき、徐々に食欲も戻ったため、好きなものを食べて良いと許可が降りた。医者から「ポテトだって食べていい」と言われたみずきは、こうへいへドーナツをリクエスト。食欲が回復し、その後は痛みと戦いながらも順調に回復を見せた。
今後も闘病生活をYouTubeで発信することで、病気への理解を促すだけでなく、同じ境遇の視聴者の背中を押し、勇気を与えてくれるような存在として活躍してほしい。