個人の気分に合わせて変化するプレイリスト機能「daylist」 音楽ライターが体験してみたら……?

Spotifyの「daylist」機能を体験してみた

 2024年9月4日、Spotifyは、日本のSpotifyユーザーに向けてdaylistの展開を開始した。daylistとは、一日の流れに合わせて内容が数時間ごとに変化していくパーソナライズ型のプレイリスト。様々な時間帯(1日の特定の瞬間や特定の曜日)におけるリスニング習慣を分析した上で、ユーザーの音楽の好みやリスニング傾向を理解し、朝・昼・夜、それぞれのタイミングに合わせて選曲を調整してくれる。プレミアム・ユーザー/無料ユーザーを問わず、Spotifyユーザーなら誰もがこの機能を利用することができる。

 今回は音楽ライターとして活動する筆者が、daylistを体験。使用するなかで、感じたことをお伝えしていく。

9:00 メールチェック&今日の予定確認

 ある水曜日の朝、作業に取り掛かるタイミングでdaylistを開くと、「tender harmony wednesday」というタイトルのプレイリストが表示された。そこには、「Wednesdayにj-popとjapanese indieを聴いていたあなたに。」という説明文が添えられている。その説明文のとおり、このプレイリストは、筆者が水曜にj-popとjapanese indieを聴いていたというリスニング傾向を踏まえて選曲されたものだ。

12:00 ランチ

 時間が流れていくにつれて一部の楽曲が入れ替わり、昼には「tender harmony for this moment」というタイトルのプレイリストが表示された。(なお、次の更新タイミングはプレイリストページから確認できる)

 午前中だけで、レコメンドの精度に驚かされた。筆者は、9月から週1のペースで、その週にリリースされた新曲をいくつかセレクトしてまとめていくプレイリストの運用を開始したのだが、毎週の選曲における筆者の"手癖"のようなものを非常に的確に捉えていると感じた。ただ単にジャンルが同じ/近いというだけではなく、同じシーン、もしくは、隣接するシーンで活動するアーティストの楽曲がいくつか選曲されていて、毎日のように新しいアーティスト/楽曲を探し続けている筆者にとっても、新しい発見がたくさんあった。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる