『恋とオオカミには騙されない』第7話ーーもくだい、月LINEデートでの告白に呼び出した相手は……？

　そしてもう1つの謎。もくだいの月LINEデートに。彼がさそった相手はなんとみちゅだった。もくだいは自身の中間告白前の「オオカミなのではないか？」と疑われるような不確定要素の多かった行動について、「アーティストである自分が一途でなくてはいけないというみえ方を気にして、最初にブレスレットを渡したりょうかを想い続けようとしていた」と本音を吐露した。しかし「本当はみちゅのことが好きで一緒にいたい」と今までの自分の行動によって脱落するかもしれないなかで、この気持ちだけは伝えておきたいと真摯な想いを涙ながらにみちゅに伝えた。

　中間告白ではちょこにいったものの、心の奥底ではずっともくだいのことが気になっていたのだろう。みちゅは「今のもっくんの気持ちを聞いてみつきももっくんが好きだと思った」と話し、その言葉に今までの積み重なっていた不安が崩れるように、もくだいが大粒の涙をみせた。「世間にみせたい自分」とは違う、素のもくだいをやっとみることができた瞬間であり、このままゴールインして欲しいほど幸せな一幕をみせてくれた2人だが、オオカミである可能性は0にはならない。そしてこれから脱落してしまう可能性もあるのが辛いところだ。

　なえなのに対し気丈に振る舞っていたTakiだが、その後作業場の隅で一人涙をみせていた。不安な気持ちは彼女も一緒だったのだ。そんなTakiに追い討ちをかけるようになえなのから月LINEが……。誘った相手は渦中のそら。あおい、Takiともに複雑な表情を浮かべるがより気持ちが追いつかないのがそらだろう。3人から想いを寄せられるそら。果たして今は誰が一番気になっているのか。そしてこの四角関係のなかにオオカミはいるのだろうか。