とある街角の定点配信が謎の大盛り上がり “eスポーツのような”熱狂を生む

とある街角の定点配信が謎の大盛り上がり “eスポーツのような”熱狂を生む

 とある街のT字路を映すライブ配信が、eスポーツのような盛り上がりを見せている。

 Twitchチャンネルの「stopsigncam」は、一時停止標識のあるT字路をライブ配信している。「98.73% of Vehicles don’t stop Witch City(98.73%の車は停止しない)」と題されたこの配信では、多くの車が一時停止をせずに通りすぎていく様子が見てとれる。

 視聴者たちは車が通りかかる度に、「止まった!」もしくは「止まってない!」と実況中継したり、車にニックネームを付けたり、ミームを作成したりして楽しんでいるようだ。米メディア『Kotaku』は、この盛り上がりを「まるで巨大eスポーツイベントを見ているようだ。車が通り過ぎているだけなのに」と表現した。

 チャンネルの人気上昇にともない、「stopsigncam」のカメラに映ろうとする人たちも現れ始めた。車から降りてバク転を披露する人、ライトセーバーを持ってバトルを始める2人組、何かが書かれたボードをカメラに向かって掲げる人など、さまざまだ。

 なぜこのライブ配信はここまで話題となったのだろうか。チャンネルを昔から知るファンによると、少なくとも昨年から稼働しているが、視聴者がいても1桁台だったという。しかしその後JhbTeam氏にシェアされ、一気に認知度が上がったようだ。

 JhbTeam氏は、アパレル事業なども手がけるeスポーツ団体「100Thieves」のインターンで、Twitterに15万を超えるフォロワーをもつインフルエンサーだ。

 同氏は、「最初は、Twitterで僕と視聴者とのちょっとした冗談のつもりで話題に出した」と『Kotaku』に語ったという。しかし「ユーザーが一晩中その配信を見ていると知り、より人数を増やせないかを試すためにTikTokにシェアした。最初は400人ほどの視聴者がいて、その後最大4,000人となり、わずか数時間で80万回の視聴回数を記録した」そうだ。

 この盛り上がりを受け、「stopsigncam」は現在135,000人を超えるフォロワーを獲得している。

 一大ブームとなった街角ライブ配信だが、人気は今後も続いていくのだろうか。カメラの位置は、地元の人にとっては特定することが容易であるなどの懸念の声も聞かれる。しかしライトセーバーで戦う様子を見せたODizzle氏は、「これは長く続くと思う」としている。これまでのところ視聴者はとても友好的で、大きな問題も起こっていないからだ。

 小さな街角のライブ配信が生んだ思わぬ熱狂は、ストリーミング全盛時代らしいムーブメントとなった。

(画像=Kotakuより)

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://kotaku.com/twitchs-latest-sensation-is-a-stop-sign-where-no-one-st-1846546235
https://www.twitch.tv/videos/947443367?filter=all&sort=time

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