『ポケモン ルビー・サファイア』はなぜ名作なのか 現在まで続くシリーズの基礎に迫る
多くの考察を巻き起こした”レジ系”イベント
筆者が『ポケットモンスター ルビー・サファイア』で特に印象に残っているのは、「レジアイス」「レジロック」「レジスチル」を含む”レジ系”に関するイベントだ。
なぜ印象に残っているのかといえば、このレジ系に関するイベントについて、ある都市伝説が広まっていたためだ。本作の舞台となるホウエン地方は日本の九州をモデルにしているが、「レジアイス・レジロック・レジスチルが出現する場所が原爆や空爆の被害に遭った場所と一致している」という説が、インターネットを中心に大きな話題となったのだ。このような都市伝説的な要素も含め、『ポケットモンスター ルビー・サファイア』は思い出に残る作品だった。
本作はGBA対応ソフトだが、2014年11月21日に3DS向けのリメイク版として『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』が発売された。こちらは原作とは異なりマップやキャラクター、ポケモンなどがすべて3Dグラフィックに刷新されているだけでなく、ストーリーも大幅なアレンジが加えられている。とはいえ、舞台設定や登場キャラクターなどの設定は原作と共通しているため、今から『ルビー・サファイア』を遊んでみたいという人にはおすすめだ。
■坂田憲亮
愛知県の田舎で自由気ままに暮らすフリーライター。アプリやゲームなどエンタメ分野をはじめ、国内大手の各種メディアにて記事を執筆中。取材から撮影、Webデザインまで行う自称・マルチクリエイター。