ももクロプロデューサー・川上アキラ×『ABEMA PPV ONLINE LIVE』仕掛け人・藤井琢倫が考える 2021年、オンラインライブの課題と進化
2021年、オンラインライブはどうなるか
―― もしコロナ禍が落ち着いてリアルライブが復活してきたら、オンラインライブはどうなると思いますか? なくなってしまうのか、共存していくのかなど、ご意見伺えれば。
川上:僕はもうその都度考えていくというか、「1カメだけでやってみよう」という日もあれば、すごく狭い空間の中でライブをして、皆がそこを覗き見るような形もありだし、今回の『PLAY!』でオンラインライブというものにすごく可能性を感じたので、試行錯誤していきたいと思いますね。
藤井:世の中的の流れとしてはオンラインライブが減ってリアルライブが増えるとは思います。でも、「ツアー最終日はオンライン配信を行うのは一般化すると思います。「最前列オンライン席の販売」とか、「ライブ直後のオンラインファンミーティング」とか、そういったオンラインだからできることは残って、共存していくと思っています。
川上:コロナ禍に限らず会場に来られないお客さんは存在するので、そこでABEMAさんが持っている技術などでより臨場感が演出できるようになって、リアルライブとオンラインライブが同時進行するような、ハイブリッドなものになったらいいですよね。オンラインライブが、より会場にいることに近づいていくというか。
藤井:「リアルライブに近い臨場感の追求」「オンラインライブだからこそできる楽しみ方」を技術面で実現して、リアルライブと補い合うというか、共存する形を考えていきたいですね。
■鈴木 梢
すずき・こずえ。1989年、千葉県市川市生まれ。出版社や編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に日本のエンタメ/カルチャー分野の企画・執筆・編集を行う。
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