AIから生じた問題はAIが解決する時代ーー脱炭素を巡る“CodeCarbon開発”から考える

AIから生じた問題はAIが解決する時代

 AI開発に伴うCO2の排出を問題視し、その解決に向け動き出している大学や企業は少なくない。例えば、昨年末にはデンマークのコペンハーゲン大学のコンピュータ科学の学生2名がカーボンフットプリントを追跡・予測するディープラーニングモデル「Carbontracker」を開発している。

 マサチューセッツ大学の研究チームにより衝撃的な研究成果が発表されて以降、地球環境を配慮したAIの開発に着手する大学や企業は草の根的に増えつつある。今年に入り、業界を牛耳る企業が脱炭素社会に向け動き出したことは大きいと言える。

 すでにフェイクニュースや誹謗中傷に特化したAIが登場しているように、今やAIが原因で生じた問題はAIで解決する時代なのだ。

(参考=Unsplashより)

■大澤法子
翻訳者、ライター。AI、eスポーツ、シビックテックを中心に動向を追っている。

〈Source〉
https://news.ku.dk/all_news/2020/11/students-develop-tool-to-predict-the-carbon-footprint-of-algorithms/
https://www.itp.net/software/95497-global-experts-introduce-codecarbon-to-track-ai-environmental-impact

 

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