『PS5転売騒動』はいつまで続く……? SIEの参戦で事態は終息に向かうか

『PS5転売騒動』はいつまで続く……?

“PS5の権利者”SIEがついに動いた!?

 泥沼の戦いが続くなか、11月16日には、今後の状況に一石を投じる動きが見えてきた。SIEがメルカリに対し、「PS5転売行為の防止について理解と協力を呼びかけた」との報道が出たのだ。メルカリの言葉を借りるのであれば、紛れもない“権利者”である同社。この申し入れによって、騒動が終息に向かう可能性もあるだろう。

 しかしながら一部では、「(出品を規制することで)流通価格下落の表面化を避ける狙いがあったのではないか」との憶測もある。PS5は11月12日の発売以降、初期不良などの理由から、上記販売プラットフォームでの価格が下がり続けている。

 この申し入れについては、明確な情報ソースが示されておらず、報道を受けた一部メディアの問い合わせに対して同社広報が内容を認めるという、やや不透明な経過をたどった。公式にメッセージとして発信すれば、多少なりともユーザーにプラスの印象を与えられたのは明白であるため、そうしなかった背景は気になるところだ。

 発売日以降の出荷分により、少しずつ需要と供給の溝が埋まりつつあるPS5のマーケット。メーカー・プラットフォームが転売騒動終息へ尽力し、一刻も早く在庫が確保されることを待ちたい。

■結木千尋
ユウキチヒロ。多趣味なフリーライター。
執筆領域は音楽、ゲーム、グルメ、テクノロジーなど。カルチャー系を中心に幅広いジャンルで執筆をおこなう。
人当たりのいい人見知りだが、絶対に信じてもらえないタイプ。Twitter:@yuuki_chihiro

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