【ネタバレあり】『バチェロレッテ・ジャパン』最終回 “愛と理性”をもって、福田萌子が下した最後の決断

『バチェロレッテ・ジャパン』最終回レビュー

 エピソード7でバチェロレッテからローズを受け取ったのは、実業家の黄皓(こう こう)と画家の杉田陽平。エピソード9では、バチェロレッテの母と男性が面会。さらに最後に、それぞれの男性と2人だけのデートをする。

 まず、バチェロレッテの母と面会したのは黄。緊張した様子を見せつつも、国際結婚や将来のお墓の話など、踏み込んだ話をぶつけた。一方の杉田は、その独特の感性をバチェロレッテの母の前でも表現し、2人とも好印象を与えた。

 そして、最後のデートの舞台は屋久島。バチェロレッテが望んだ最後のデートは、「本来、恋人でないと過ごせない時間を共有する」こと。朝、起きたばかりの姿で2人きりの時間を過ごす特別なデートだ。

 黄とはパジャマ姿のまま、ベッドの上でゆっくり話をしながら良い時間を過ごす。さらにその後は、雰囲気のあるお店で2人だけのディナーを楽しむ。そこで、バチェロレッテが「黄さんさ、今日はリスクマネジメントするのやめない?」と訴えかけると、黄は涙を流しながら「人と向き合わない方が楽だと思っていたから。人を好きになるより、好いてもらっていた方がその2人の空間が幸せな時間が流れるんじゃないかなって思っていたから。人を好きになるのをすごくためらっていたんだけど、ダメかも。やっぱり好きになったらダメかも」と本音をさらけ出した。そんな黄の姿に「今の黄さんが一番かっこいい」とバチェロレッテは心打たれた様子を見せた。

 杉田との最後のデートも、一緒に朝食を食べながら、部屋の中でゆったりとした時間を過ごす。杉田が、旅の始まりに描いた白黒のバチェロレッテの絵を完成させたいと願い出ると、バチェロレッテは快く応じ、2人で見つめ合いながら杉田は絵を完成させていく。最後に感極まってバチェロレッテは泣き出してしまう。

 そして、最後のローズセレモニーでは神妙な面持ちでバチェロレッテが登場。その後、黄が現れると、これまでの旅を振り返りつつ「私の人生のパートナーは黄さんじゃない」とストレートに想いを伝えた。次に杉田が登場する。バチェロレッテは涙を流しながら「杉ちゃんと会えなくなるので嫌だって。もっと話したいことあるし、もっと聞きたいことあるし、だからもうちょっと一緒にいたい。……でも、恋人としてじゃない。杉ちゃんのことすごくすごく好き。でもそれって女性として男性を見る目じゃない」と伝えた。

 結婚相手を探す今回の旅でバチェロレッテである福田萌子がした決断は、“誰も選ばないこと”だった。

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