『RecTV』のプレイリストから生まれる“新たな音楽の楽しみ方” 「夏の終わりを感じさせるMV」公募企画を経て

『RecTV』のプレイリストから生まれる“新たな音楽の楽しみ方” 「夏の終わりを感じさせるMV」公募企画を経て

 豊富なミュージックビデオ(MV)やライブ映像などの音楽映像コンテンツから、好きなシーンをまとめた「自分だけの音楽映像プレイリスト」を作成できるスマートフォン向け無料音楽動画配信アプリ『RecTV』。同サービスとリアルサウンドテックとのコラボ企画「プレイリストチャレンジ」の応募が9月末をもって終了した。

 今回は、RecTVにあるミュージックビデオやライブ映像を使った、「夏の終わりを感じさせるMV」というコンセプトのプレイリストを募集。投稿されたプレイリストの中から編集部目線で、お気に入りを選ぶことにしたのだが、送られてきたプレイリストは、1つのアーティストだけでパッケージングしてみたり、面白いMVをつなぎ合わせてみたりと、どれも選者の個性が出ていて面白かった。共通項のようなものを見出すとすれば、比較的エモ・パンク系の曲が多かったことだろうか。夏の終わりというキーワードがそうさせたのか、フェスの夕方や深夜帯のようなアーティストのチョイスや、終わりゆくハレの時間を惜しまんとする楽曲が目立った。

 平常時でもこれらの楽曲は夏の終わりを彩る音楽として響いただろうが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大で夏フェスが軒並み開催中止になるなど、夏の風物詩が“当たり前”のものではないと全ての音楽ファンが認識した一年でもある。そんな状況下で送られてきた全部Dragon Ash縛りのプレイリストは、クスっと笑えると同時に「Dragon Ashがあらゆるフェスに出ていて、上裸のKJを見て夏を感じることは当たり前ではないのだ」と改めて認識した次第だ。

 閑話休題。ここからは選出したプレイリストを軸に記していこうと思う。まずは名前もプレイリスト名もエモい、エモ美さんのプレイリスト「この季節ただただエモい」。洋楽の最新曲を中心とした、テーマに沿ったチョイスが光る。ジャスティンの今のモードというべきメロウな雰囲気と歌が際立つ「Holy (feat.Chance The Rapper)」のサビ部分と、アコースティックギターで喪失感を甘く歌うブラックベアー「smile again」、同じく喪失感を歌うものの、可愛いウサギを抱いたジェレミー・ザッカーに目が移る「always, i’ll care」、この中では唯一2018年リリースということで、選者の思い入れを感じずにはいられないアクィーロ「I Could Fight On A Wall」、トロイ・シヴァンがティーンエイジャー側に語りかけるように歌う「Rager teenager!」と、テーマ・メッセージ性・アーティストと楽曲選びの全てにおいて秀逸なセレクトだと感じた。

この季節ただただエモい

 一方、邦楽をメインにしたプレイリストでは、てつさんのプレイリスト「今年は夏短かったな」を推したい。RADWIMPS「夏のせい」のサビ前〜サビ途中という「もっと聴きたい!」と思わせる始まり方から、フジファブリック「赤黄色の金木犀」→「茜色の夕日」というザ・夏の終わり的選曲を経て、aiko「えりあし」で一気に秋めいた景色を見せ、最後は江ノ島を舞台にしたSHE’S「Letter」の甘酸っぱいワンシーンで終わる。合間にaiko「えりあし」を挟んだことによって、SHE’S「Letter」が”失ってしまった夏の思い出”に感じられるというのも、『RecTV』の短尺映像によるプレイリストという特性をうまく使った演出の妙、といったところだろうか。

今年は夏短かったな

 このように、それぞれのシーンへ、ユーザーの想いやおススメコメントなどメッセージを載せたプレイリストが作成可能な『RecTV』。作成したプレイリストは個人で楽しむだけでなく、『RecTV』内での公開やTwitterへの投稿も可能となっているため、自分なりのストーリーを持たせたプレイリストを制作意図とともに呟いてみたり、他ユーザーが作成したプレイリストを見て、自分なりの解釈を見つけてみるのも、新たな音楽の楽しみ方なのではないだろうか。

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『RecTV(レックティービ―)』
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