『ドラ恋~Kiss On The Bed~』第2話ーー“密着”増加によりすれ違う恋愛の矢印……

『ドラ恋~Kiss On The Bed~』第2話レビュー

 ただ、この2人には恋愛の匂いはあまり感じられず、ベッドに入ってからも互いに別の相手にLINEしていた。送信先はふうた→トウヤ、たくや→さちかと、互いに初回ペアだった相手だ(これまでのシーズンは連絡先の交換も一切なしだったため、LINEのやりとりが見られるのも新鮮だ)。

 一方、シェアハウスでは和気藹々と稽古を続けるけい×みなみペアと、その隣の部屋で漏れ聞こえる2人の声を聞いて涙してしまうまなみの様子が映し出される。そんなまなみに「もっと自分本位でいいんじゃない?」と優しく話すトウヤ。無理に慰めるでも安易な言葉をかけるでもない、この大人なさりげない対応は、スタジオ女性陣からも好評だった。

 たしかに全員が初めて顔を合わせた初日、リビングで好きなタイプについて談笑していた際にトウヤは「付き合った人はみんな年上だった。一番上だと10個くらい」と話していたのも頷ける。その時にふうたも同じく「年上が好きです。大人な人が好き」と言っていたのが思い出された。

 次回はエピソード2の主役を懸けたオーディション風景が公開されるようだが、これまでにない涙ありの波乱の一幕が予告編で流れていた。“前代未聞”続きのオーディション、そしてこの第2話でのペア決めによって皆の恋愛模様がどう変わったのか。答え合わせのような意味合いでも見守りたい。

■楳田 佳香
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで2019年の劇場鑑賞映画本数は約80本。Twitter:https://twitter.com/Tominokoji

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