MicrosoftのZeniMax&Bethesda買収は史上最高額のゲーム関連取引に それでもソニーのPS5には勝てず?
BethesdaタイトルのXbox独占ゲーム化の懸念も
『Fallout』や『Doom』といったBethesdaの今後のタイトルがXboxの独占ゲームになるのかという消費者の懸念がある、と『The Verge』は伝えている(参考:https://www.theverge.com/21449178/microsoft-xbox-bethesda-zenimax-media-acquisition-xbox-game-pass)。
Xbox開発責任者Phil Spencer氏は、「ケースバイケース」でマルチプラットフォームのリリースを検討するとしている。
Microsoftは、ソニーと差別化を図っており、必ずしも独占ゲームにこだわる必要はないが、それでもスタジオ所有を必要としているという。メジャーリリースのリズム、予算、ゲームエンジン、クリエイティブ人材といったフランチャイズを横断したリソースをより適切に管理できることが、ゲームパブリッシャーの生命線だからだ。
しかし、現時点でMicrosoftにとって最も重要なのは配信の最終決定権を持つことだという。Microsoftはスタジオを所有することで、サブスクリプションサービスの一環として無料で提供するなど、ゲームを販売する場所と金額を決定可能になる。
様々な分野で定額モデルが広く受け入れられているが、Microsoftは今回、ゲームのサブスクに大きく張った形だ。
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。