ロシア・中国・イランが米大統領選の関係者を大量ハッキング Microsoftが報告

各国が米大統領選関係者をハッキング

中国のハッカーは、150の標的のハッキングに成功

 ロシアのハッキング手口とは異なり、中国のハッカーはウェブサイトのバグを利用して、特定の個人を標的に攻撃を仕掛けているという。

 Microsoftは中国のハッカーがジョー・バイデンに関連した著名な人々を標的にしているとし、「Zirconium」または「APT31」と呼ばれる中国の集団が、150近い標的のハッキングに成功したと指摘。

 イランの「Phosphorous」または「APT35」というハッカーグループは、そこまでうまくいっておらず、米政府高官やドナルド・トランプ陣営の選挙運動関係者のアカウントへのログインに失敗したという。

 Microsoftは候補者やキャンペーンスタッフだけでなく、主要な問題に対するコンサルタントも標的にするという、以前と同じ攻撃パターンだと分析している。

 前回は、ヒラリー・クリントン候補が優勢と言われながら、蓋を開けてみると異端児と言われたドナルド・トランプ氏が僅差で当選。ロシアといった外国の勢力の干渉を許したのではないかという指摘がされていた。

 今回の米大統領選の手続きをアメリカが守りきれるかどうか注目だ。

(画像=Pexelsより)

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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