iPhone 12、LiDARセンサー搭載は最上位機種のみ? 海外リーカーが画像を投稿
iPhone 12上位モデルのカメラ部分の機能について今、論争が巻き起こっている。
そのきっかけとなったのは、1つの画像だ。過去に正確な先行情報で実績のあるTwitterアカウント『Mr·white』は、iPhone 12上位モデルのケース2つの画像をツイートした。
「iPhone 12 Pro Max」と「iPhone 12 Pro」か
画像は、スペースグレーの2つのiPhone背面ガラスパーツを示しており、そのうちの1つは、おそらくLiDARスキャナー用に超広角レンズの下に余分な穴がある。3つのカメラレンズ用の穴とTrueTone LEDフラッシュもある。 1つは6.7インチの「iPhone 12 Pro Max」で、もう1つは6.1インチの「iPhone 12 Pro」の可能性があると『MacRumors』は指摘する(参考:https://www.macrumors.com/2020/09/01/iphone-12-pro-rear-glass-photo-shows-lidar-scanner/)。
つまり、iPhone 12 ProにはLiDARスキャナーがなく、iPhone 12 Pro Maxにしか搭載されていないことになる。
あるいは、もし両方ともLiDARを備えているのであれば、スキャナー用の穴のないガラスは「現行iPhone 11 Pro」のものである可能性も考えられるという。
以前の落差戦略にUターンか
『Forbes』も「1つはiPhone 12 Pro Maxトリプルカメラのセットアップを示し、Appleのエキサイティングな新しいLiDARセンサーもある。もう1つは、同じカメラながら、LiDARセンサーがない」と同様の見解だ(参考:https://www.forbes.com/sites/gordonkelly/2020/09/04/apple-iphone-12-pro-max-lidar-camera-upgrade-iphone-11-pro-max/#35951ab41238)。
このところ、AppleがLiDARセンサーをiPhone 12 Pro Maxにしか採用していない可能性があるという報告が増えており、人気のアクセサリーメーカーPitakaのケースでも、今回の画像と同様の設計になっていることが確認されている。
これは、アップグレードをする人に大きな悩みの種になると同メディアは、指摘している。最新の機能を全て得るためには、一番大きく最上位のiPhone 12 Pro Maxを選ぶ必要があるからだ。
これが実際にAppleが決定したものであれば、民衆から強い反発があることが予想されるという。この動きは、高価な上位モデルに最高の機能を限定するという、以前にもあったAppleの嫌われた戦略を思い起こさせるとしている。Appleはこの戦略をiPhone XSとiPhone 11で廃止したかに見えたが、再び以前の状態にUターンしてしまったのだろうか。
デザイン性や価格は、高評価されているものの、Appleがハイエンドモデルを大量に販売したいのなら、LiDARが不可欠だという。
Appleは、上位モデルの発注を50%近くまで大幅に減らしていると言われている。コロナ禍で主要市場であるアメリカでは、失業率が世界恐慌以降で最悪の水準になっており、高級な機種は買い控えられると見ているようだ。
Appleは博打をしているが、それでも十分かもしれないと同メディアは結んでいる。