NetflixやYouTubeがテレビ画面をのっとり始めた “テレビ離れ”との関連性を改めて考える
みなさんはテレビ番組を見ているでしょうか?
『Mashable』によると、昨今はNetflixやHulu、Disney+にAmazon Prime Videoといったストリーミングサービスが、すでにパソコンのモニターやモバイルスクリーンを占拠し、「次はテレビスクリーンになる」らしいのです。日本では以前から“若者のテレビ離れ”が叫ばれていますが、海の向こうでも深刻みたい。海外ドラマとか面白いのに、やっぱりNetflixの魅力には叶わないのかしら……?
テレビ画面をみる時間の19%がストリーミング用途
Nielsenが米国内で行ったTotal Audience Report調査によると、消費者がテレビの前で過ごす内の19パーセントがストリーミングを見ているという結果だったそうです。
そのうち、最も利用者数の多いストリーミングサービスはNetflixで31%、次がYouTubeの21%、そしてHuluが12%、Amazonが8%と続きます。意外なのがAmazon Primeの利用者数の低さ。2018年の調査によると、日本の場合、Amazon Primeが最も人気で、その次がHulu、3位がNetflix。筆者の肌感としても、日本ではAmazon Primeのサブスク率がダントツ。Netflixは、よほどのコンテンツ好きでないと入っていない印象を持っています。
今やサブスク加入は当たり前の時代
また、Neilsenは、一人あたりのサブスクの登録数についても調査したそうです。調査対象者になった人のうち、実に91%もの人が協力してくれた結果、70%が最低でも1つのストリーミングサービスに加入していることがわかったとのこと。そして18歳から34歳の対象者は2つ以上、その半数近くが最低でも3つ加入していると答えたそうです。
3つ以上とは多い気がします。どれくらいのペースでコンテンツを消費しているのだろうかと問いかけたくなりましたが、冷静になって考えてみたら筆者も、Netflix、Amazon Prime、Apple TV+、Audibleの4つをサブスクしていることに気が付きました。Amazon AlexaでAmazon Musicを聴いているので、かろうじてSpotifyには入っていません。しかし、それぞれに特徴とメリット/デメリットがあるので、それを補いつつ自分好みにカスタマイズするように、サブスクの数は増えていくのかもしれません。
調査結果からみるサブスクの基準
調査報告によると、消費者が重要視するのはサービスの価格だそうです。これは納得の結果です。自分に照らし合わせても、コストは非常に重要です。すでに上で伝えましたが、筆者はNetflixを筆頭に計4つのサービスをサブスクしています。これに加え、以前は実用書の内容を短くまとめて音読してくれる『Blinkist』というサービスを使っていました。一冊分の本を15分で読み聞かせしてくれるので、英語のリスニングがてらに年間1万円程度で契約していました。しかし、思うように消費していなかったことと、Apple TV+の「Book Club」というコンテンツをみて、無性に小説が読みたくなったことが重なり、リニューアルのタイミングでAudibleに鞍替えしました。