『M 愛すべき人がいて』のスマホサイトが充実しすぎ 最終回を前にチェックすべき4つのポイント

『M』のスマホサイトがスゴすぎる

 世間をざわつかせ続けている『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日×ABEMA)がまもなく最終回を迎える。毎話、強烈なキャラクターの暗躍があり、突然トレンディーな展開も待ち受けていたりでツッコミどころ満載、なんだかんだ病みつきになってしまう本作のラストに、名残惜しさを感じる視聴者も多いことだろう。

 そんな本作のファン必見、番組公式サイトに「スマホ限定特設サイト」というコンテンツが用意されているのをご存知だろうか。このコンテンツの完成度の高さがまた凄い。

 懐かしのガラケーの画面に切り替わり、一瞬操作方法に戸惑ってしまうが、これはアユ(安斉かれん)のガラケーという設定のようだ。

お楽しみポイントその1:変化していく待受画面

 待受画面も本編ドラマのストーリー展開と紐づいており、現在はアユがバックダンサー達に囲まれて写っている「チームアユ」の写真。過去にはマサ(三浦翔平)とのツーショットや、今は亡きおばあちゃん(市毛良枝)との写真が設定されていることもあった。ストーリー中のアユの心模様と見事リンクして、設定が更新されていく。

お楽しみポイントその2:電話口にあの人の声が聴ける?!電話機能

 そうこうしているうちに、マサからの着信が入る。電話に出てみると「アユ、喜べ。今年のアジアレコード大賞に決まったぞ」という、第6話の内容を反映した業務連絡。

 因みに「伝言メモ」を再生してみると……嫌な予感は的中し、マサの秘書・姫野礼香(田中みな実)からの後味の悪い伝言が。(内容は聞いてからのお楽しみだ)

 第6話でこれでもか! というほどその狂気っぷりを見せつけた、礼香のシンバルさばきを彷彿させるメッセージ。余談だが、本編の放送再開に向けてのリモート記者会見で、脚本家の鈴木おさむが「第6話に出てくるシーンで、狂気性って必ずしも取っ組み合ったり殴り合わずとも、距離が離れていても出せるものだという演出、仕掛けがある」というような話をしていたのだが、まさにあのドラムセットでの田中みな実の怪演のことを指していたのだろう。あのシーンでは、思わずアユ役の安斉かれんも笑いを堪えきれず、本番中もマサ役を演じる三浦翔平の後ろにそっと隠れていた、という撮影秘話もこぼしていた。

お楽しみポイントその3:仕掛けが満載!レコード会社「A VICTORY」のサイト

 大浜社長(高嶋政伸)の社長挨拶から始まり(挨拶文よりも何よりも自身の名前の表示サイズが非常に大きいのがミソで、彼の自己顕示欲をそのまま表しているかのようだ)、社員紹介、そして「電話をかける」をクリックすると、マサの右腕である流川(白濱亜嵐)や礼香が対応してくれる。

 流川のあの陽でしかないチャラッとしたテンションはなんだか元気付けられるし、礼香は相変わらず不機嫌そうだ。これも実際に電話をかけて確かめてみてほしい。(タイミングによって対応者が異なるのか、筆者はしばらく流川が続き、別の日に初めて礼香バージョンに遭遇できた)

 所属アーティストのプロフィールもチェックでき、「着うた再生」では音源を聴くことができる。「着うた」という懐かしのワードに思わず嬉しくなってしまう。(因みに、壁紙もダウンロードできたりする)「ホットニュース」ではアユからの動画もアップされ、さらに「マックス・マサBLOG」では、彼がプロデュース中の新人紹介ということで、ここでもデモ音源が公開されている。アユが冴木真希(相川七瀬がモデルだろう)の「Sweet Emotion」を歌う音源などを楽しめる。さらにマサがアユとの思い出や成長を綴るブログ自体も、なかなか読み応えがある。

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