サンドウィッチマン・伊達みきおがカツ丼を食べているだけの動画、なぜ人気? 濃縮された魅力を分析

 動画の中で、伊達は「これ誰が観るの?」「なんなのマジで」「すごい暇な人だと思うよ、これ観てる人」「どういうつもりで撮ってるんだよ、忙しくなってきてんだよ、こっちも」とボヤくなど、終始企画に対して懐疑的。しかし愚痴を言いながらも、黙々とかつ丼や天丼を食べていく。それだけでなく、動画を成立させるために、「とんかつは一番端っこが好きです」「オールスター天丼弁当……オールスターって何がオールスターなんだろう?」「タレが沁みてるところがいいね」と律義に食レポを挟んだりする。そして、「富澤の指示ですから」「富澤は?」と、二言目には相方の名前。



 コワモテながらも常識人でサービス精神旺盛、さらにはコンビ仲良好というサンドウィッチマンの魅力が、伊達一人の食事風景で表現されているかのようだ。しかも、その模様をなぜかマルチアングルで撮影し、邪魔にならない程度のテロップや効果音で味付けを加えているあたりも心憎い。

 コメント欄には、「なんかよく分からんが見れてよかった」「天丼を食べてるだけなのに癒されていく...なんだろうこのチカラは...」「富澤さんが一番見て喜んでる姿が想像できるw」「なぜ撮られてるのか疑問に思いながら食べてるの面白すぎ」「なんで見てるんだろうって気持ちはあるけど見終わったらまた見たいって気持ちになってる。次回も期待してます」など、不思議な引力を感じている旨の声多数。次はどんなものを食べて我々視聴者を楽しませてくれるのか、期待して待ちたいところだ。

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