品薄のNintendo Switchに海賊版登場 アメリカで任天堂が訴訟を起こす
過去にも類似の訴訟、イタチごっこは続く?
『Polygon』は「Switchハッカー封じ込めに向けて任天堂が訴訟」と報じている(参考:https://www.polygon.com/2020/5/18/21262121/nintendo-switch-hacking-lawsuit-pirated-games)。
同記事では、Nintendo海賊版ゲームをプレイ出来る商品の販売業者に対する、以前の訴訟についても伝えている。
任天堂は2018年に、同じくTeam Xecutorのハッキング商品の販売業者Sergio Mojarro Moreno被告に対して訴訟を起こし、勝訴した。また、2019年9月には、海賊版ゲームをダウンロード出来るRomUniverseというウェブサイトに対して訴訟を起こした。
RomUniverseは、Nintendo Switchのハッキングに使用されるキットを、47.99ドルで販売した疑いがある。このサイトでは、SNES Classic、PlayStation Mini、Nintendo 3DS、Game Boy Advanceのプロダクトも販売したという。
業者らは、以前はハッキングできなかったNintendo Switch Liteや新しいNintendo Switchモデルの保護を回避するデバイスの予約注文も受け付ける徹底ぶりだったという。
これだけのテクノロジーの知識と商才があれば、表社会で正々堂々と事業を行っても成功できるだろうに。悲しきかな、人の性が変わらない限り、イタチごっこは続くことだろう。
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。