ランニングよりも効果的? 『リングフィット アドベンチャー』で自宅内運動のススメ

『リングフィット』のすすめ

 新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で、「おうちエンタメ」に焦点が当たっている現在。リアルサウンドテック編集部スタッフが、それぞれの「おうちエンタメ」を紹介する短期連載記事がスタート。第四回はミーハー心を忘れないゲーマー・副編集長の中村が担当します。

 外出自粛期間とはいえ、買い出しなど不可欠な外出はしているかと思いますが、運動をする余裕がない人が多いのも事実。スポーツジムも休業中で、時間を見つけてランニングするにしても、ソーシャルディスタンスを意識すればいつものようには走れず、ストレス解消のはずが、結果フラストレーションが溜まっていた、ということもありそうです。

 そんな運動不足を解消するために、各社が様々な施策を打っています。令和版ビリーズ・ブートキャンプ(想定外のリバイバル!)なんてのも登場したりと、この分野に関するニーズは高まっています。緊急事態宣言が延長され、より“運動不足とのつきあい方”が大事になってくるであろうこの5月。僕がおすすめしたいゲームは、Nintendo Switch向けソフト『リングフィット アドベンチャー』です。

 10月18日に発売された『リングフィット アドベンチャー』。新垣結衣が出演するCMを見て気になっている方も多いと思いますが、発売当初から人気が沸騰し、各店舗で売切が続出。入荷されてもまた即完売と、世界中で供給が追いつかない状況でしたが、昨年末になんとかゲットすることができました。

 『リングフィット アドベンチャー』は、タイトルにもある“リング”を主体としたもので、リング型コントローラーと、レッグバンドにそれぞれJoy-Conを接続。2つのJoy-Conに搭載されているジャイロセンサーが、姿勢や動きをしっかり感知し、プレイヤーの動きにあわせてゲームが進行していくというものです。

 このゲームには、“シンプルにフィットネスを楽しむこと”と“フィットネスをしながらゲームを楽しむこと”の2軸がありますが、ゲームがあまり得意でない方は“アドベンチャーモード”よりもフィットネスやミニゲームのモードに重きを置くことをおすすめします。

 なぜアドベンチャーをおすすめしないか、という理由はもうひとつ。この手のゲームには、一定数のユーザーに立ち塞がる”賃貸の壁”があるからです。木造アパートや床の厚いマンションでも、きちんと対策せずにバタバタと動けば苦情が来ることは必至。ランニングで先へ進むアドベンチャーモードは、環境によって配慮しなければいけないポイントが多くなります。一方フィットネスやミニゲームは、それらの運動をすることなく、汗をかくことができるメニューやコースがある、ということを強くお伝えします。

 まずプレイしてほしいのは、運動能力を測る「シンプル」モード。「脊柱起立筋チャレンジ」や「広背筋チャレンジ」など、一見簡単そうに見えるモードも、やってみると意外とハード。判定も結構シビアなので、甘えが許されないのがこのゲームのいいところです。

 「シンプル」でコントローラーの動きなどを掴んだあとは、「セットメニュー」へ。これは、体重や性別などを入力し、トレーニングしたい部位を指定すれば、ソフト側でその人にあったフィットネスメニューを提示してくれるというもの。

 運動不足で心配なのは、やはりお腹周り……ということで、「ぽっこりおなか改善セット」をやるのが日課になっています。こちらはプランクやニートゥーチェスト、レッグレイズなどがセットになっていて、僕が繰り返している「しっかり」モードでは、リングアゲサゲやハサミレッグなども追加。基本は座り・寝転びの運動で終わるにもかかわらず、怠けず一周やるだけで、汗が止まらなすぎて笑っちゃいます。まずはゆったりモードから楽しんでもらいつつ、頃合いを見て本気で取り組んでみてください。

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