『あつ森』オンライン飲み会、仮想イベント……人と人の交流で生まれる“無限大の遊び”

『あつ森』交流で生まれる“無限大の遊び”

人との交流を軸に、ゲームに新たな"目標"が設定される

 公式からもうたわれているように、『あつ森』の楽しみ方は無限大だ。しかし、自由度が高すぎると迷いも生まれる。とたけけを島に呼んでエンドロールが流れた後、「次は何をすればいいんだろう」と、一度手を止めてしまったプレイヤーも多いのではないだろうか。

 全アイテムのコンプリートはちょっと遠すぎる目標。SNSで見かけるアイディア満載の島にも憧れるが、どうやって作ったらいいのか分からない。住民とのんびり交流して、「たぬきマイレージ」をぼちぼち貯めながら、毎日カブ価をチェックする……。

 そんな島ライフを過ごしていた人も、『あつ森』を舞台に仮想イベントを行おうと思った瞬間、ゲームの遊び方が変わるはずだ。仮想イベントを行う期日までに、アイテムを集めて配置する。そんな“期間限定クエスト”を、プレイヤー自身が作り出すのである。

 仮想イベントの会場を設営する見込みが立ったら、次はスケジュールを決めて、出席するプレイヤーを集めて、当日の流れを決める。余裕があれば、『あつ森』のシステムを活用した余興を用意してもいいかもしれない。アイテムを穴に埋めて掘り出す、鬼ごっこをする、迷路を作るなど、SNSでは遊びのアイディアが沢山シェアされている。

 誰かのためにプレゼントを考えたり、余興を企画したりしたことはある人は、その体験と重なる部分があるかもしれない。あるいは、文化祭の支度にも似ているかもしれない。

 場所をゲーム内の島に移した“仮想イベント”でも、物事の本質は同じである。

 目標があると、日々の生活に張り合いが出るというもの。現実の世界、『あつ森』の世界で心ときめく出来事が足りないと感じている人は、ぜひ自ら“仮想イベント”を設定して、その日までの“期間限定クエスト”を楽しんでみてはどうだろうか。

■宮崎栞
編集・ライター・プランナー。編集プロダクションでエンタメ系の書籍・雑誌制作に多数携わり、現在フリーランスとして活動中。Twiter(@siorin7work

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