無料化したGoogle Meetはセキュリティ・機能面で「Zoomの対抗馬」になりうるか?

無料化したGoogle Meetはセキュリティ・機能面で「Zoomの対抗馬」になりうるか?

 米テクノロジー大手Googleは、機能を強化したビデオ会議ツール「Google Meet」を無料化することを発表した。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴い、防疫対策として世界的にリモートワークが急速に普及している。そこで特に人気を集めたZoomに、大量のアカウント情報流出という事態が発覚したことで、多くのユーザーが代替サービスへの乗り換えを検討してる。

 果たしてGoogle Meetは、Zoomの対抗馬となりうるのだろうか。

急増するユーザー、安全対策に心血を注ぐ

 1月以降、Google Meetの1日の利用は30倍以上に増加。1日の合計利用時間は30億分以上、新規ユーザーは1日約300万人増えており、Google Meetの1日の会議参加者数は1億人を超えたという。

 『Google』はブログ上で「メールアドレスを持っているユーザーは誰でもGoogle Meetにサインアップし、会議や画面共有といった企業や教育機関向けに提供している機能が使用できる」と述べてる(参考:https://japan.googleblog.com/2020/04/bringing-google-meet-to-more-people.html)。

 プライバシーとセキュリティにも細心の注意を払っていることをGoogleは強調。ユーザーの安全性やデータのセキュリティ、情報の機密性の維持に必要な保護を提供ための具体的な取り組みについて説明している。

 なお、9月30日を過ぎると、無料版のGoogle Meetでは、会議毎に60分の時間制限があることも、頭に入れておきたい。

まとまり欠けるGoogleのビデオチャット事業

 「Google Meet」は、元々「Google Hangouts Meet」という名のツールを改名したもので、2017年以前には「Hangouts Meet」と「Hangouts Chat」で構成されていた。2013年以降、Gmail内に含まれているチャットアプリ「Google Hangouts」は、また別物だ。

 Googleは、全ての「Hangouts」プロダクトの統合を望んでいるというが、Googleのまとまりのないメッセージング戦略が、今後どのようなものになるか全く確信が持てない、と『Ars Technica』は伝えている(参考:https://arstechnica.com/gadgets/2020/04/google-meet-googles-third-video-chat-service-is-now-free-for-everyone/)。

 Googleのビデオチャットへの最初の取り組みは2008年と、一歩先を行っていたが、古いサービスを終了しては、また新たなサービスをローンチしており、あまり継続性がなかった。「Google Meet」は「Google Hangouts」とGoogle Duoに次ぐ、Google3番目のビデオチャットサービスだ。

 同記事では、Googleが膨大なリソースを単一のコミュニケーションスイートに集中して投入して、継続的にアップデートしていれば、今頃はビデオチャット業界のリーダーになっていた可能性がある、と指摘する。

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