“ぼっち大学生”の日常動画、なぜYouTubeでブレイク? パーカーくんの魅力に迫る

 YouTuberというと、派手な髪色で大騒ぎしているというイメージを持っている大人もまだまだ少なからず存在するが、黒髪でシンプルな服装(地味だが清潔感はあるのがポイント)で、仕送りを受けずに学費を稼ぐためにYouTubeチャンネルをやっているという苦学生な一面もあるためか、“大人も応援したくなる”という珍しいタイプのYouTuberかもしれない。

大学ぼっち・不登校】1年間大学を休み続けた結果・・・

 この数字の伸び率からして、YouTuber事務所や企業からの声もかかっていると思われるが、動画をみる限りそういった誘いは全部断っているようだ。動画内の発言によるとYouTuberとして身を立てるのではなく、他の大学生がバイトをやっている感覚でYouTubeチャンネルをやっているそうで、Twitterでも「収入が増えても今の金銭感覚を保つことが美学」と語っており、そこがまた、大人たちの心を掴むのかもしれない。

 また、“ぼっち”には当然自虐的な意味も込められているが、“ぼっち”に悩んだりしつつも、それを楽しんでいる雰囲気が感じ取れることも、視聴者が共感、安心してみることができる理由のひとつだろう。

大学入学してぼっちになった理由を少し話す

 過激な動画や辛いニュースが多い中、気が滅入っている人は、パーカーくんの滔々としたユーモアで息抜きをしてみてはいかがだろうか。

■藤谷千明
ライター。81年生。ヴィジュアル系バンドを中心に執筆。最近はYouTubeや恋愛リアリティ番組なども。共著に「すべての道はV系へ通ず。」(市川哲史氏との共著・シンコーミュージック)。Twitter

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