Samsung、アカデミー賞授賞式で最新フォルダブル(折り畳み)スマホ『Galaxy Z Flip』を披露
先日開催されたアカデミー賞では、映画『パラサイト 半地下の家族』が作品賞を含む4部門で受賞し、韓国映画に大きな注目が集まった。そんな授賞式の合い間に、韓国のあの大手テック系企業が新製品のCMを放映した。
折り目は見えるが自然
テック系メディア『The Verge』は9日、Samsungがアカデミー授賞式の合い間に最新フォルダブル端末『Galaxy Z Flip』のCMを放映したことを報じた。そのCMは、すでに多数のTwitterユーザーによってシェアされている(下のツイート動画を参照)。
Samsung just showed off the entire Z Flip during its Oscars ad. Small print says screen crease is normal, heh pic.twitter.com/uBesJ0FonT
— nilay patel (@reckless) February 10, 2020
CM動画からわかる『Galaxy Z Flip』の特徴は、同端末は90°に曲げてノートPCのように上半分の画面を立てて使えるところだ。こうした形状は、例えばビデオチャットを使う時に役立つだろう。カラーバリエーションはブラックとパープルが確認でき、端末の外側に着信を通知する小さなディスプレイが実装されていることもわかる。この外面ディスプレイから着信の応答あるいは拒否もできるようだ。
また、CM動画の右下に小さい文字でメッセージが表示されているのも確認できる。その文字を読むと「メイン画面の中央にある小さな折り目に気づくかも知れないが、それは画面の自然な特徴となっている」というメッセージが確認できる。このメッセージから、Samsungは折り目を完全に見えなくするにはいたっていないものも、目立たなくするには成功したと言えそうだ。
ちなみに、Samsungは過去にもアカデミー賞授賞式の合間にCMを放映しており、そうしたCMのなかには2017年に流された『Galaxy Note 7』の爆発を謝罪するものもあった。
Galaxy S20で撮影した画像が流出
実のところ、Samsungはアカデミー賞授賞式直後のアメリカ現地時間2月11日に新製品を発表するイベント『Galaxy UNPACKED』をサンフランシスコで開催する。このイベントではGalaxyシリーズの最新機種『Galaxy S20』が発表されると見られているのだが、ガジェッド系メディア『NOTEBOOK CHECK』は10日、S20のカメラで撮影した画像が流出したことを伝える記事を公開した。
既報のようにS20シリーズは3モデル発表され、そのすべてが広角カメラと望遠カメラが実装されたトリプルリアカメラになると予想されている。流出したのは、広角カメラで撮影した画像とナイトモードのそれだ。まず広角カメラの画像を現在流通しているGalaxyシリーズ最新機種『Galaxy S10』のそれと比較すると、以下のようになる(下の画像参照。左がS10で右がS20)。画角に違いは認められないものも、S20のほうがS10よりソフトな仕上がりになっている。
広角カメラの画像をズームしてみると、S20の画像はS10のものより被写体の表面が滑らかな仕上がりになっている一方で、文字がS10より不鮮明になっている(下の画像参照。左がS10で右がS20)。こうした結果からS20はノイズリダクションにおいてはS10より優れているが、細部の描画はS10より劣っている、と言えるかも知れない。
ナイトモードの比較においては、S20のほうがS10より明るい画像となっている(下の画像参照。左がS10で右がS20)。それゆえ、ナイトモードに関してはS20は進化したと言えるだろう。