次期Galaxyは3モデル体制でToFセンサー実装? 「Galaxy S20」シリーズのリーク情報続々

「Galaxy S20」リーク情報続々

 大手スマホメーカーのSamsungは、アメリカ・サンフランシスコで現地時間2月11日に新製品発表会「Galaxy Unpacked 2020」を開催する。このイベントでは、Galaxyシリーズの次期モデルが発表される予定となっているが、次期モデルの仕様に関して、様々な予想をまとめた一覧表が報じられた。

ついにToFセンサー実装か

 テック系メディア『mysmartprice』は17日、次期Galaxyシリーズの予想仕様をまとめた一覧表を掲載した記事を公開した。まず、次期Galaxyシリーズの名称は「Galaxy S20」になると見られている。現行の最新モデルがS10なので順番にナンバリングすれば「S11」になるのだが、2020年のリリースにちなんで「S20」になるようなのだ。S20シリーズに関する主要仕様の予想をまとめると、以下のようになる(トップ画像の一覧表も参照)。

・Galaxy S20 Ultra 5G:OLED6.9インチ画面、5G対応、トリプルリアカメラ、ToFセンサー
・Galaxy S20 Plus 5G:OLED6.7インチ画面、5G対応、トリプルリアカメラ、ToFセンサー
・Galaxy S20 5G:5G:OLED6.2インチ画面、5G対応、トリプルリアカメラ

 最上位モデル「Galaxy S20 Ultra 5G」とGalaxy S20 Plus 5Gはともにトリプルカメラを実装しているが、前者は後者に比べて画素数が多くなっているという差別化がなされている。また、上位2モデルに実装されると予想されているToFセンサーとは、被写体に照射した光線の飛行距離を測定することによって、被写体の立体的な位置情報を取得する装置である。

 ToFセンサーが実際に実装された場合、新規のAR機能も実装される可能性が高い。というのも、被写体の精確な位置情報が取得できると、その被写体に関するリアルなARオブジェクトが生成できるからである。

Wireless PowerShareの改善に期待

 ところで、Galaxy S10/S10+には「Wireless PowerShare」という機能が実装されていた。この機能は、Qi認定のデバイスおよびワイヤレス充電対応Galaxyのウェアラブルデバイスに電力を分けることができる、というものである。この機能の次期Galaxyシリーズへの実装をめぐって、テック系メディア『techradar』は19日、記事を公開した。この記事を執筆したTom Bedford氏の体験談によれば、Galaxy S10 5GからGalaxy Note 10に電力を分けようとしたところ、S10 5Gが発熱するうえにNote 10が充電されるスピードが非常に遅く快適に使える機能ではなかった、とのこと。

 以上のような体験から、Bedford氏はWireless PowerShareが次期Galaxyシリーズにも実装される場合には改善されることを強く希望する、と述べている。そして、考えられる改善方法として、バッテリー容量を増やすことを挙げている。すでに言及した予想仕様一覧表のバッテリー容量を確かめると、上位2モデルに関しては明らかにS10シリーズのバッテリー容量を凌駕しているので、同機能の改善が期待できるだろう。

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