ヒナ&とおるの選択に涙の嵐? 大波乱の中間告白『月とオオカミちゃんには騙されない』第5話

『月とオオカミちゃん』第5話レビュー

 いよいよこの日がやってきた。第4話を視聴後、第5話の予告を観て気になって仕方なかった方は多いのではないだろうか? 泣き崩れるコア(Novel Core)、決意に満ちた表情のナナ(加藤ナナ)など、これまでにないドラマティックなエピソードになっていることは間違いない。果たして、その“中身”は……。

 快晴の江ノ島で1人佇むコア。そこにやってきたのは、ヒナ(Hina)だ。前回はコアが捨て身の“月LINE”を使った場面で終了したが、今回はその続き、2人のデートが描かれる。ヒナを見るなり「かわいいな」と率直に想いを伝えるコア。照れるヒナと共に神社にお参りする姿は微笑ましいが、前回ヒナは「コアは同じアーティストとしてのリスペクトが大きくて、恋愛というよりは仲間意識なんだよね」と、とおる(堀江亨)に打ち明けていた。一途なコアと、想いに応えられずに苦しむヒナ。2人の関係はどうなるのか……。

 視聴者の心配をよそに、コアとヒナはおみくじを引き、2人とも仲良く中吉。コアは「時には自分から誘ってみよう、変化がある」とのお告げに喜び、ヒナは「グループ交際が吉」と書かれていて苦笑。その後は、コアがヒナに名物のたこせんべいを食べさせたり、団子を食べたりと、江ノ島を散策しながらはしゃぐ2人の姿が印象的だ。しかし、突然の着信音で平和な時間は終わりを告げる。

 2人がスマホを見ると、しょうたろう(岡田翔大郎)から「月LINE使います」の宣言が! 急にシリアスな空気になってしまうコアとヒナ。その後、しょうたろうからヒナに「今日の夜、会ってもらえませんか?」とメッセージが届く。なぜこのタイミング? コアは「ヤバすぎる……」とショックを隠せない。気まずそうなヒナ……。

 それを察したのか、コアは「海行かん?」とヒナを誘う。コアの気遣いや優しさが垣間見えるシーンだ。砂浜に着いたコアは、水平線を眺めながら「月LINE使ったの早かったから、ヒナもきつかったんじゃないかと思った」とまず謝り、「はっきりさせた方がいいかなと思って。好きなんだなと思ったの。正直に」とまっすぐな目で伝える。

 ヒナも、「コウとちゃんと話そうと思って来た」と真剣な表情で返答。「本当に正直に話すと、すっごい大事な仲間みたいになってて、なかなか恋愛感情を持ててなかった」と淡々と語る。コアの想いは、ヒナには届かなかった。うつむいて「うん、うん」とうなずくコウが切ない……。しかし、コアは「知れてよかった。応援できるし。ヒナが脱落するのが一番嫌なんだ」とお守りを渡す。流石にヒナも「優しすぎる……」と号泣。コアは「(オオカミちゃんかと)疑われる状況にしちゃったのも俺らのせい」と、ヒナに好意を抱くしょうたろう、ルーク(岸本ルーク)の想いも背負って語り掛ける。

 「自分を守ってくれるのが一番うれしいよ。俺ら3人ともそうだと思う。好きな女の子が悩んだりきつそうにしてるほうが、きつい。自分のことを大事にしてほしい」。その後、しょうたろうとの約束に向かうヒナを「ありがとう。気を付けてね」と見送り、1人で海を見つめるコア。

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