iPhone SE2、新型iPad Pro、ワイヤレス充電マットが2020年前半に一挙発売? 21年にはiPhone SE2 Plus登場との情報も
iPhoneとiPadをMacBookライクに使える特許も
Kuo氏の予想レポートの公開とほぼ同時期に、Appleの新しい特許が承認された。この特許については、Apple特許情報専門ニュースメディア『Patently Apple』が28日付の記事で報じている。アメリカ特許庁に28日付で承認された特許は、iPhoneとiPadに対応したアクセサリだ。しかし、このアクセサリの形状はまるでMacBookのようである(下の画像参照)。
特許の説明によると、このアクセサリはMacBookのトラックパッドにあたる部分にiPhoneをドッキングさせ、ディスプレイにあたる部分にiPadをドッキングさせる。そして、このアクセサリ自体はiPhoneとiPadに電力を供給できるようになっている。
同アクセサリの形状と簡単な説明から推測されるのは、iPhoneとiPadをドッキングさせてMacBookのように使う、ということである。つまり、キーボードは物理的なものを使い、トラックパッドはiPhoneのディスプレイで代用し、ディスプレイはiPadの大きなそれで代用する、というわけだ。このアクセサリが実際に製品化された場合、iPhoneとiPadの両方を持っているユーザには、MacBookを購入する代わりにこのアクセサリを入手するという選択肢が与えられるようになるかもしれない。
以上のような予想と特許がどこまで事実となるかは定かではないものも、それらの内容から受ける印象は「安定進化のApple」という同社のブレないブランド戦略であろう。
トップ画像出典:MacRumors「Kuo: Apple to Launch AirTags, Small Charging Mat, New iPads and Macs, High-End Headphones, and More in First Half of 2020」より画像を引用
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi