『いきなりマリッジ3』第10話ーー真逆の“ハイスペ夫婦”、初対面で新婚生活も新婦に懸念?

『いきなりマリッジ3』第10話レビュー

 “新婚”生活を送るため、東京へやってきた二人。お互いに敬語で話す姿が初々しい。「ビール飲みたいな」と言うナツキが玄関から持ってきたのは、ホッケの一夜干しやチーズ入りソーセージ、タコ足など、ナツキのお酒好きが伝わってくる北海道土産だった。“新婚”初日の夕食は、そんなお土産で晩酌をすることに。

 「30日間よろしくお願いします」と乾杯した二人は、お互いについて語り合う。タケルもナツキも同棲は初めて。タケルが過去の恋愛について尋ねると、ナツキは学生時代にシンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング)と水球に励んでいたことを説明し、スポーツマンタイプの人としか出会ったことがないと打ち明ける。全く違うタイプの新郎にどうしても緊張してしまい、いつまでも敬語で話すナツキに、タケルは「固くない? 敬語なしで」と朗らかな様子で提案していた。

 途中、タケルがナツキの胸元を見てしまう場面が。ナツキの部屋着姿は、タンクトップと短パンという体のラインがはっきりとわかるセクシーなもの。その姿に、タケルはドギマギしてしまったようだ。MCの陣内智則とゲストの杉浦太陽は、「目のやり場に困る」とタケルの気持ちを察する。困ってしまったタケルだが、「中身は本当に男」と謙遜するナツキに対して「アタシは美意識があれば(中身は)男でも全然いい」と優しくフォローした。

 初日を終えたタケルは「話も合うし、気も合うし」「もっと喋りたかったな」と振り返る。「1カ月過ぎても、ずっと横にハッピーな人がいてくれたら、楽しい人生になるんだろうなって思う」と結婚に対しても前向きのようだ。

 ナツキもまた「ホッとした」「今日会った感じがしないかもです。前から知ってた感じがする」とタケルに安心感を抱いていた。タケルの「アタシ」という一人称やペディキュアをごく自然に受け入れていたナツキは、むしろそんな彼の話し口や美意識に好感を抱いているようにも見える。「一緒に(意識を)高めていけるのかな」と、フィットネストレーナーとヘアメイクアップアーティストという夫婦像に期待感を高めていた。

 真逆のタイプにも見えるタケルとナツキだが、“美”という共通点が二人の距離を縮めていく。ただ時折、ナツキから恋愛に自信が持てない様子が感じられる。ナツキがタケルを信頼できるかどうかが、ターニングポイントになりそうだ。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■番組情報
『いきなりマリッジ3』
毎週土曜よる10時~10時30分放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
第10話放送URLはこちら
(c)AbemaTV

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