『いきなりマリッジ3』第9話ーー出会って30日目、婚姻届提出なるか? 新郎新婦が下した決断に涙

『いきなりマリッジ3』第9話レビュー

 それでも二人は、一緒に過ごした30日間に後悔はないと語る。ヒナは「こんなわたしと一緒にいてくれて、たくさん成長させてくれて本当にありがとう」と手紙を締めくくり、彼女の想いを聞いたジュンペイもまた「一緒に過ごせてよかった。ありがとね」と優しく言葉をかけた。

 気丈に振る舞っていたジュンペイだが、一人部屋に戻ると、感情が抑えきれずに涙を流す。そんな姿を見て、もらい泣きしてしまうヒナ。別れのとき、二人は何度も「ありがとう」と言い合いながら、強くハグをした。

 ヒナは別れの決断に「後悔はないです」「二人っぽい終わり方でよかったです」と晴れやかな表情でコメント。ただ、スタッフから結婚の意思を伝えられたときの心境を問われると「奇跡が起きないかな。どっかで会いたいな。成長したヒナに会ってほしい、もう1回だけ。ずるいけど、それは」と切ない笑顔を見せた。

 ヒナが去ったあと、静かに涙を流していたジュンペイだが、「離れる寂しさ(の涙)というよりは悔しいですね。ヒナと出会えてよかった。良い子と出会えたなって」と微笑みながら、これまでの生活を振り返る。

 番組MCの陣内智則、紗栄子、ゲストの水嶋ヒロは別れの決断を悲しみながらも、どうしても埋められない溝を真摯に伝えたヒナの手紙を絶賛。たった30日間でお互いを深く理解し合わなければならない難しさに絶句し、「結婚がよりわからなくなりました」と呟きながらも、「この30日があったから、次の幸せがあるのだと思ってほしい」とジュンペイとヒナの未来に思いを馳せた。

 初めて出会ったとき、「30日後も一緒にいたい」と願った二人。本当の結婚は成立しなかったが、この“新婚”生活を通じて、二人は相手を理解することの難しさや、相手を思いやることの大切さなど、多くのことを学び、得てきたのではないだろうか。次週からは、“ハイスペ夫婦”の30日間の“新婚”生活が始める。新たな二人の未来はどうなるのだろうか。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■番組情報
『いきなりマリッジ3』
毎週土曜よる10時~10時30分放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
第9話放送URLはこちら
(c)AbemaTV

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