インスタグラム、いじめ対策の新機能をローンチ いいね非表示に続き“精神的負荷”軽減へ

インスタ、いじめ対策の新機能を実装

インスタ制限機能は、Twitterのミュート機能に似ている

 今回のInstagramの新機能について『The Verge』は、Twitterのミュートとの類似点を指摘する(参考:https://www.theverge.com/2019/10/2/20895465/instagram-restrict-shadow-ban-tool-bullying-block-mute-teenagers)。

 ユーザーはブロックされないため、Twitterでミュートされたリプライのように、表示されるメッセージをタップしてコメントを見ることができる。アカウント所有者は、コメントを承認して、全員に公開するか、削除するか、無視することができる。Instagramは、制限付きアカウントからのコメントに関する通知もない。これは、Twitterで実装済みのミュートシステムにも似ている。

 他人のコメントを制限すると、ダイレクトメッセージにも影響する。ダイレクトメッセージを送信しようとするとメッセージリクエストに移動し、通知は送信されない。メッセージは、引き続き読むことがでるが、制限されたアカウントは、メッセージが読まれた時やメッセージを制限した人がInstagramでアクティブな時も分からない。

 今回の制限ツールは、サイトでの嫌がらせやいじめからユーザーが身を守るために取れる予防策だ。Instagramは既に、アカウントをブロックしたり、コメントを管理したりすることもできる。それでも、Instagramでいじめの問題はなくならなかったため、過去数年間、対策を真剣に考えてきた。

 Instagramはまた、よりリラックスしたエクスペリエンスを提供すべく、いいねを非表示にするテストも行ってきた。いいねを心配してプレッシャーを感じないようにして、人々や刺激を受けるものとつながる時間を増やすことが狙いだとしている。

(画像=Instagram公式ニュースルームより)

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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