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Instagramのカメラエフェクトが誰でも作成・公開可能に モバイルAR市場を活性化させるか?

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 画像共有アプリで絶対的地位を確立しているInstagramが、新機能を発表した。この新機能は、AppleやGoogleがしのぎを削っているあの市場に小さくないインパクトを与えそうだ。

ついにパブリックベータに

 Instagramの親会社であるFacebookは13日、公式技術ブログ記事でカメラエフェクト開発プラットフォーム「Spark AR Studio」をパブリックベータに移行したことを発表した。同プラットフォームは、今年5月に開催された同社の開発者会議「F8」において初めて披露され、登録した開発者だけが利用できるクローズドベータとして運用が始まった。そして、満を持して万人に開放するに至ったのだ。

 同プラットフォームを使って作成できるものは、Instagramで利用できるカメラエフェクトである。カメラエフェクト自体はSnapchatやSNOWなどにも実装されており、現在では「当たり前」の機能と言える。しかし、こうしたカメラエフェクトをユーザ自身が自作できる手段を提供することによって、Instagramは差別化を図る。

 自作されたカメラエフェクトは、従来通りに写真を撮影すると画面下部右側に表示されるカメラエフェクトボタンから選択することができる。また、各ユーザのプロフィール画面に表示されるカメラエフェクトボタンをタップすると、ユーザが公開しているカメラエフェクトを閲覧することができる。そして、閲覧したカメラエフェクトから気に入ったものを選ぶと、写真投稿時に使えるようになる。こうした機能の追加により、好みのカメラエフェクトを多数公開しているユーザをフォローする、というようなユーザ間の新たなつながりが形成されることが期待されている。

プログラミングの知識は不要

 Spark AR Studioに対しては誰でも使えるようなツールなのか、という疑問が生じるだろう。この疑問に対してはプログラミングの知識は必要とされていない、と答えることができる。特定のプログラミング言語を記述する代わりに「パッチ」と呼ばれる部品をつなぎ合わせるエディター「Patch Editor」を活用する(下の画像参照)。このエディターを使えば、例えば「口が開くのを検出したらハートを表示する」といったカメラエフェクトの挙動を視覚的に設計することができるのだ。

Spark AR Stuido「Tutorial: Using the Patch Editor」

 パッチを使ってカメラエフェクトの挙動を設計できても、表示するオブジェクトを作成できないというユーザが少なくないだろう。そうしたユーザに対しては、Spark AR StudioとSketchfabとの連携機能が提供されている。Sketchfabとは3Dオブジェクトを売買できるプラットフォームだ。3Dオブジェクトを自作できないユーザはSketchfabから必要なものを入手した後にSpark AR Studioに読み込めば解決する、というわけである。

 また、自作したカメラエフェクトを管理する機能としては、「Spark AR Hub」が提供されている。この機能を使ってカメラエフェクトを公開することができ、公開したもののアクセス数も確認することができる。

 以上のような機能から構成されているSpark AR Studioを使いこなすにはある程度の努力は求められるが、スマホアプリを基礎知識なしから開発するよりは簡単に自作できるだろう。

      

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