主人公が疲れ、重心に影響され、靴履き潰す 小島秀夫新作『Death Stranding』緻密なリアリティ

『Death Stranding』の緻密なリアリティ

疲れた時はサムもプレイヤーも休憩

 サムは歩き続けると疲れるが、プレイヤーも例外ではない。長時間ゲームをプレイしていると我々プレイヤーも疲れてしまう。小島監督が「サムを寝かせてる間にトイレに行ったりしてほしい」と語っているように、体力を全回復させるにはセーフハウスで休む必要があるが、その場で休憩することでも体力をある程度まで回復することができるので、ゲームプレイに疲れたらサムを休ませて、プレイヤー自身も少し休んでみよう。

 大抵のゲームはムービーをスキップできたり、一部の動作を自動化できたりと、効率よくゲームプレイできるが、『Death Stranding』では”あえて”休憩する時間を作るというゲームシステムになっている。

戦闘がメインじゃないのにワクワクする

 これまで書いてきたことからもわかるように、『Death Stranding』は戦闘がメインのゲームではない。サムというキャラクターを通して「第二の人生を歩む」そんな人生シミュレーターのような側面があると感じた。

 「地味だが確実に荷物を運んでいくゲーム」と言われると、一見つまらなさそうに聞こえるが、リアリティのあるシステムや休憩システムなどと合わせてそれらを見た時、ワクワクせずにはいられなかった。

■tomokin
スマホとPCがないと生きていけない引きこもり系ガジェットオタク。普段はスマホやスマホ関連のガジェット、パソコン、ゲーミングデバイス、オーディオ製品などのレビュー記事をブログに投稿しています。サイト:https://tomokin-gadget.com

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